オロチョンラーメン
オロチョンラーメンとは、味噌ラーメンに唐辛子などで辛みを加えたラーメン。
名称について[編集]
北東アジアのツングース系の民族にオロチョン族があるが、このラーメンとは直接関係はない。オロチョン族は、アジア大陸に住む民族なのであるが、ロシア帝国では樺太に住む民族を誤ってオロチョン族と呼ぶことがあり、日本においても樺太や北海道の民族をオロチョン族と呼称することがあった。1952年に伊藤久男が「オロチョンの火祭り」という歌謡曲を発表したり、この歌謡曲のタイトルから採って網走市では「オロチョンの火祭り」と名付けたお祭りを開催するようになった。オロチョンラーメンとは唐辛子入りの辛い味噌ラーメンであり、この「オロチョンの火祭り」から名付けられている。
なお、「“オロチョン”とはアイヌ語で“勇敢な”の意」と説明するむきもあるが、アイヌ語には「オロチョン」なる語は存在していない。
提供店舗[編集]
日本一まずい!元祖オロチョンラーメン 利しり[編集]
日本一まずい!元祖オロチョンラーメン 利しり(にほんいちまずい!がんそオロチョンラーメン りしり)は、神奈川県平塚市公所に在るラーメン店[1][2]。
辛みを加えない「利しりラーメン」(味噌、塩、醤油から選択)から9段階に辛みを加えたオロチョンラーメンを提供している[1][2]。
1996年に「オロチョンラーメン利しり」を、2003年に「オロチョンラーメン」を商標登録している。
「日本一まずい」を掲げる看板はカリギュラ効果(逆のことを言われると余計に気になってきてしまうという人間心理)を狙ってのことである[2]。
ラーメン勝負[編集]
1988年に創業。地元の味噌、醤油、酒、酒粕を使用した秘伝の自家製味噌タレを用いた味噌ラーメンを提供する[3]。この他、味噌ではなく生姜を二通た塩オロチョン、スパイシーなカレーオロチョンといったバリエーションも提供している[3]。
利しり[編集]
利しり、利しりらーめんは、東京都新宿区舞伎町に在るラーメン店[4]。
1969年創業[4]。オロチョンラーメンの辛さは最大9倍まで選択できる[4]。
村上龍の『ラブ&ポップ』で「超人気のラーメン屋」として新宿駅東口から店までの経路案内と共に言及されている[5]。
暮六つらーめん倶楽部2[編集]
オロチョンの辛さは、1/2倍から5倍、その上の?倍までの6段階[6]。「オロチョンラーメン」以外にも「みそオロチョンラーメン」が別途ある[6]。また、「オロチョンつけめん」なども提供している[6]。
北海道ラーメン 赤レンガ[編集]
北海道ラーメン 赤レンガは、神奈川県横浜市鶴見区のラーメン店[7]。
1995年に鶴見区生麦で創業し[7]、鶴見駅徒歩5分の場所へ移転[8]。その後、2024年9月に鶴見駅西口のビル「フーガ2」地下に移転した[7]。
看板メニューは赤味噌と白味噌の合わせ味噌をベースとした「味噌オロチョンラーメン」で、赤味噌ベースの「オロチョンラーメン」もある[7]。辛さの指定は1倍から20倍まで選択可能で、特に指定のない場合は辛さ2倍となる[7]。
さらしな[編集]
さらしなは和歌山県和歌山市毛見にあるちゃんぽん専門店[9]。
店名は、店主の祖母が博多で生そば屋「さらしな」を経営していたことにちなむ[9]。和歌山へ移住した際に九州にちなんでちゃんぽんを提供したのが始まり[9]。当初は醤油と味噌のちゃんぽんを提供していた。東京で学生をしていた店主を訪ねてきた父親が新宿でオロチョンラーメンと出会い、ちゃんぽんへ適用することを思いつき、物珍しさもあって人気を博した[9]。
スープは、国産豚の骨や鶏ガラ、サバ節、野菜、昆布も長時間煮込んで作る[9]。このスープに唐辛子、豆板醤などのスパイスを混ぜたタレを入れ、スープのうま味を損なわない辛さに調整する[9]。
客の要望から、辛さは9段階から選べるようになった[9]。
その他[編集]
脚注[編集]
- ↑ a b “【平塚市】「日本一まずい!元祖オロチョンラーメン 利しり」でおいしい味噌ラーメンをいただいてきました!”. 号外NET 平塚市・大磯町 (2022年11月13日). 2026年5月13日確認。
- ↑ a b c d イナバタクヤ (2024年-06-10). “『日本一まずい!!』と豪語するラーメン屋さんへ行ったら想像を超えてきた! なぜこんな看板に? 店主に聞いてみると…”. ロケットニュース24. 2026年5月13日確認。
- ↑ a b c “創業から37年。多くの人々に愛されている「ラーメン勝負」の看板メニュー「オロチョン」を食べて、身も心もホッカホカになろう!!【秋田県由利本荘市】”. ローカリティ (2025年10月16日). 2026年5月13日確認。
- ↑ a b c ラーメンたろしん (2026年4月24日). “創業57年、朝5時まで営業…人が絶えない“一口で通う理由がわかる”オロチョンラーメン”. Yahoo!ニュース. 2026年5月13日確認。
- ↑ 村上龍 『ラブ&ポップ』 幻冬舎、1996年、105頁。ISBN 978-4877281359。
- ↑ a b c d KaRyo (2024年9月26日). “オロチョンらーめんが食べたくて行ってきました 暮六つらーめん倶楽部2 みどり市”. 地球の歩き方. 2026年5月13日確認。
- ↑ a b c d e ラーメンたろしん (2025年4月12日). “30年以上愛されたオロチョンラーメンが移転オープン!!半ライス無料でお得な一杯!!”. Yahoo!ニュース. 2026年5月13日確認。
- ↑ a b ラーメンたろしん (2024年5月29日). “30年近く愛された味噌オロチョンラーメンを一度食べて欲しい!!ランチ半ライス無料!!”. Yahoo!ニュース. 2026年5月13日確認。
- ↑ a b c d e f g “味力びと 〜 「うまい辛さ」ぶれずに ちゃんぽん専門店「さらしな」 坂本日出男さん・萩原裕志さん”. ニュース和歌山. 2026年5月13日確認。
- ↑ ZATSU (2022年5月30日). “障子の中から絶品ラーメンが登場 西多摩に現れた注目の新店! 中華蕎麦 麺とスープ(東京・福生)【ZATSUのオスス麺 in 武蔵野・多摩】第103回”. ASCII.jp. 2026年5月13日確認。