Chromium

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Chromium
開発元 Google LLC
初版 2008年9月2日
ライセンス BSDライセンス
対応OS Windows, macOS, Android, iOS, GNU/Linux, BSD系, ChromiumOS
エンジン Blink
対応言語 英語日本語など
種別 Webブラウザ
公式サイト https://www.chromium.org/
料金 無料
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Chromium (クロミウム) は、Googleが開発しているオープンソースのウェブブラウザ。

特徴[編集]

よく「Google Chromeのオープンソース版」と例えられることが多いブラウザ。Google Chromeと違い、アカウントの同期などの機能がないが、FreeBSDOpenBSDなどのGoogle Chromeではサポートされていないブラウザでも使用可能である。また、プライバシー侵害機能もChromeと比べると、少ない。

Google Chromeとの相違点[編集]

  • オープンソースである
  • Googleアカウントへの同期機能がない
  • 殆どのLinuxとBSDの一部に対応
  • 拡張機能は、公式サイト以外からのインストールが可能

Chromium派生ブラウザ[編集]

Chromium
Googleのオープンソースブラウザ。EdgeもChromeもみんなChromiumベースである。ある意味ブラウザの覇者。
Google Chrome
かの有名なGoogleが世に送り出したWebブラウザ。ブラウザシェアが最も高い。重い食いしん坊。しかし、プライバシー面では問題が山積みであり、プライバシーを侵害するような機能も多数存在する[1]
Microsoft Edge
ChromeとIEの進化版みたいなWebブラウザ。小食の器用貧乏。しかし、プライバシー面では問題が山積みであり、プライバシーを侵害するような機能も多数存在する[2][3][4][5]
Brave
Brave Softwareが開発するWebブラウザ。プライバシーを重視しているものの、完全ではない[6][注 1]
Vivaldi
カスタマイズ性に優れ、古いOperaの精神を引き継ぐノルウェーのWebブラウザ。非常に使いやすい。Manjaro Cinnamonにプリインストールされている[7]。プライバシーを重視しているものの、完全ではない[8][9]
Opera
ノルウェーのOpera Limitedが開発する結構軽くて使いやすいとか聞く事もあるWebブラウザ。しかし、プライバシーの保護はあまり行われていない[10]
CCleaner Browser
CCleanerで知られるPiriformが開発するWebブラウザ。
Kinza
Dayz株式会社が開発していた日本製のWebブラウザ。2021年12月31日、サイト閉鎖。
ungoogled-chromium
Googleの機能やプライバシーを侵害する機能を全て削除した自由/オープンソースのchromium。プライバシー面では優れている[11]

これは1編集者の私見。 (編集者:naidepne(Talk))


ungoogled-chromiumの実用性はfirefox等と比べて低く、[注 2]また、ブラウザフィンガープリントなどへの対策[注 3]は含まれていないため、chromiumでないとアクセスできないサイトにおすすめである。()
Kiwi Browser
Chromeのデスクトップ用拡張機能を使うことができる自由/オープンソースのAndroid用Webブラウザ。
Bromite
広告ブロック機能及びプライバシーの強化を備えた自由/オープンソースのChromiumフォーク。現在は開発が停止されたが、Cromiteなどのフォークの開発は引き続き行われている。
Cromite
Bromiteからフォークされ、現在も開発中である。
/e/OSのブラウザ
/e/OSにプリインストールされた自由/オープンソースのブラウザ。Cromiteからフォークされた。

[編集]

以下の表にAndroidあるいはandroidと記している場合、Androidからフォークされたオペレーティングシステムでも大多数の場合使うことができます。

名称 開発元 ライセンス 対応OS 備考
Chromium  Google  主にBSDライセンス Windows, GNU/Linux, macOS, BSD, Android, iOS, ChromiumOS
Chrome  Google  プロプライエタリ Windows, GNU/Linux, macOS, Android, iOS, ChromeOS
Microsoft Edge Microsoft プロプライエタリ Windows, GNU/Linux, macOS, Android, iOS, Xbox
Brave Brave Software 主にMPL 2.0 Windows, macOS, GNU/Linux, Android, iOS
Vivaldi Vivaldi Technologies プロプライエタリ Windows, macOS, GNU/Linux, Android, iOS
Opera Opera Software ASA プロプライエタリ Windows, macOS, GNU/Linux, BSD, Android, iOS
CCleaner Browser Piriform Windows
Kinza Dayz Windows, macOS
ungoogled-chromium ungoogled-software(github) BSD GNU/Linux Windows macOS android BSD
Kiwi Browser Geometry OU BSD v3 Android
Bromite Bromite GPL v3 Android 2022年12月に開発停止
Cromite cromite GPL v3 Android, GNU/Linux, Windows Bromiteからフォーク。現在も開発中。
/e/OSのブラウザ /e/財団 GPL v3 /e/OS Cromiteからフォーク
Amazon Silk
Craving Explorer

このほか、各アンチウィルスソフト制作会社が販売しているブラウザも存在する。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. もっとも、プライバシーを突き詰めすぎると利便性が著しく低下するため、一般的な利用においてはバランスをとるべきだといえるだろう。
  2. 削除されたGoogleの機能は基本代替されていないため。
  3. Librewolfなどには含まれる

出典[編集]

関連項目[編集]

Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちがChromiumの項目をおカタく解説しています。