リアクタンス

リアクタンスとは、インピーダンスの虚部である。日本語では誘導抵抗や感応抵抗とも。単位は主にオーム。記号は主にXで表記する。

各素子のリアクタンス[編集]

角周波数を $\omega$ 、虚数単位を $j$ とする。

Z_{L}=j\omega L

と純虚数であり、角周波数に比例する。よって、リアクタンス $X_{L}$ は

X_{L}=\omega L

と正の値であり、このように正の値になるリアクタンスを誘導性リアクタンスという。

キャパシタンス $C$ をもつキャパシタのインピーダンス $Z_{C}$ は

Z_{C}={\frac {1}{j\omega C}}=-j{\frac {1}{\omega C}}

と純虚数であり、角周波数に反比例する。よって、リアクタンス $X_{C}$ は

X_{C}=-{\frac {1}{\omega C}}

と負の値であり、このように負の値になるリアクタンスを容量性リアクタンスという。