準運動量(結晶運動量、疑似運動量、擬運動量)とはフォノンやマグノンなどの準粒子が運動量保存則に入る量を表す。運動する質量の古典的な運動量とは何も関係ないやつである。
例えばフォノンは結晶格子内の静止位置の周りには原子の弾性振動である。特定の時点では、全ての原子が異なる方向に振動するため、結晶全体には運動量は存在しない。
波の準運動量はド・ブロイの関係式を用いて波動ベクトル k → {\displaystyle {\vec {k}}} から導出できる。