三悪 (タイムボカンシリーズ)

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三悪(さんあく)とは、アニメ『タイムボカンシリーズ』における3人組の悪役の総称。

概要[編集]

シリーズ歴代作品に登場する女性1名、男性2名から成る正義側に対する悪側のキャラクター。ヤッターマンにおけるドロンボー(泥棒)、逆転イッパツマンにおけるクリーン悪トリオのように、財物を盗む、企業活動を妨害するといった犯罪及びそれに類する行動をするチームが大半だが、怪盗きらめきマンに登場する花の刑事トリオのように、財物を盗もうとするきらめきマンから財物を守り逮捕を試みる警察官のチームもいる。

演者のコミカルさとアドリブがかった芝居によって強烈な個性を発揮し、毎度毎度敗北する憎めないギャグ悪役として人気を誇り、シリーズの影の主役とも呼ばれた。

キャストは第1作目のタイムボカンから2008年放送のヤッターマンまで小原乃梨子八奈見乗児たてかべ和也が一貫して起用されていたが、2015年放送の夜ノヤッターマンでは「ドロンボー一味の子孫たち」という役どころで喜多村英梨平田広明三宅健太が起用され、以降のタイムボカン24やその続編でも喜多村達が起用されている。

特徴

どの作品においても

  • 性格のキツい美女の女ボス
  • 女子高生好きな発明家の男
  • 脳筋な怪力男

の3人で構成され、作品によっては黒幕やプラスαのメンバーが加わる。基本的なキャラクターデザインは1作目でデザインを手掛けた天野喜孝のデザインを踏襲している。

特に発明家の男は第四の壁を突破して視聴者に直接語りかける、視聴者からのファンレターを読む等、メタフィクション行為を時折り実行する。

歴代三悪一覧[編集]

作品名 チーム名 リーダー 頭脳・発明家 怪力 黒幕 プラスα
タイムボカン マージョ一味[注 1] マージョ[演 1] グロッキー[演 2] ワルサー[演 3] なし なし
ヤッターマン ドロンボー ドロンジョ[演 1] ボヤッキー[演 2] トンズラー[演 3] ドクロベエ[演 4]
ゼンダマン アクダマン(アクダマトリオ) ムージョ[演 1] トボッケー[演 2] ドンジューロー[演 3] なし ・ニャラボルタ[演 5]
・裁判メカ [演 6]
タイムパトロール隊オタスケマン オジャママン アターシャ[演 1] セコビッチ[演 2] ドワルスキー[演 3] トンマノマント[演 5] ゲキガスキー[演 7]
ヤットデタマン ミレンジョ一味[注 1] ミレンジョ[演 1] ジュリー・コケマツ[演 2] アラン・スカドン[演 3] なし ・ドンファンファン伯爵[演 7]
・コマロ王子[演 8]
逆転イッパツマン クリーン悪トリオ ムンムン[演 1] コスイネン[演 2] キョカンチン[演 3] コン・コルドー[演 9] ・ミンミン[演 10]
・隠球四郎[演 11]
・今井市郎[演 12]
イタダキマン 二束三文トリオ ヤンヤン[演 1] ダサイネン[演 2] トンメンタン[演 3] なし ・竜子[演 13]
・孫田空作/イタダキマン[演 14]
怪盗きらめきマン 花の刑事トリオ(さんあく刑事) ルージュ[演 1] ヒエール[演 2] オンドレー[演 3] ドキドキドグリン[演 4] なし
ヤッターマン(リメイク版) ドロンボー ドロンジョ[演 1] ボヤッキー[演 2] トンズラー[演 3] ドクロベエ[演 4] ・ドクボン[演 15]
・ネエトン[演 16]
ヤッターマン(実写版 ドロンボー ドロンジョ[演 17] ボヤッキー[演 18] トンズラー[演 19] ドクロベエ[演 4] なし
夜ノヤッターマン 新生ドロンボー レパード/ドロンジョ[演 20] ヴォルトカッツェ/ボヤッキー[演 21] エレパントゥス/トンズラー[演 22] なし ・オダさま[演 16]
・ガリナ/新生ヤッターマン1号[演 23]
・アルエット/新生ヤッターマン2号[演 24]
タイムボカン24/タイムボカン 逆襲の三悪人 アクダーマ ビマージョ[演 20] ツブヤッキー[演 21] スズッキー[演 22] オヤダーマ[演 25] なし
DORONJO 泥川七音[演 26] 飛悟[演 27] 匠苑[演 28]

三悪の目的[編集]

タイムボカン初期では行方不明になった博士を探す主人公達を苦しめる純粋な悪役であったが、博士が見つかって以降は互いに共通の物を求める、一味の目的達成といった目的で正義側に絡んでいくようになり、これが後の作品にも踏襲されている。

  • タイムボカン(マージョ一味)
    ダイナモンドを手に入れて大儲けする。
  • ヤッターマン(ドロンボー)
    黒幕ドクロベエからの指令でドクロストーン(リメイク版ではドクロリング)を探し求める。必要な資金はインチキ商売で稼ぐ。
  • ゼンダマン(アクダマン)
    不老不死の象徴である「命の源(もと)」を探し求める。命の源の手がかりはゼンダマン2号の身内が持っており、あの手この手で騙して奪い取る。
  • オタスケマン(オジャママン)
    タイムパトロールに所属しており、黒幕トンマノマントからの指令で地球の歴史を改変を試みる。歴史の改変によって自分たちが歴史に名を遺す著名人になることが目的。
    実はトンマノマント(の正体の人)は、将来人間自身で地球を破壊して滅亡することが不可避であると予測し、これを回避するため人類史の改変を試みていた。最後は、大彗星が地球に衝突しようとするのを命がけの体当たりで阻止したことで、結果として「地球を救った英雄」として名を遺すことになった。
  • ヤットデタマン(ミレンジョ一味)
    ミレンジョの弟・コマロ王子を王位につけるために必要な時空を超える幻の鳥「ジュジャク」を探す。
  • 逆転イッパツマン(クリーン悪トリオ)
    ライバル企業の活動を妨害する。
  • イタダキマン(二束三文トリオ)
    世界に散らばった「オシャカパズル」を求めて探索に出た3人を追跡する。3悪は自分たちこそ三蔵法師一行の末裔であると主張している。
  • 怪盗きらめきマン(花の刑事トリオ)
    怪盗からお宝「ゴールドアイ」を守る。
  • 夜ノヤッターマン(新生ドロンボー一味)
    ヤッターマンへの復讐。
  • タイムボカン24(アクダーマ)
    教科書通りの歴史を守るため、黒幕オヤダーマの指令で教科書に載っていない真歴史の発見を妨害する。
  • タイムボカン 逆襲の三悪人(アクダーマ)
    オヤダーマの指令でダイナモンドを探す。

敗北[編集]

あくまでも主人公は正義の側なので、三悪はほぼ毎回敗北する。一度は正義側を苦しめるところまで追い込むが、何らかの原因があって敗北する。その主な要因に以下のものがある。

  1. メカの不備
  2. 正義側の反撃
  3. 自滅
  4. 第三者の介入
  5. 正義側の誤算

敗北した三悪のメカはほぼ毎回爆発し、敗走する。爆発するとドクロ型のキノコ雲が出現する。

[編集]

  1. a b 本編では特にチーム名はなし。後年のゲーム版などでチーム名がついた。