ヤッターマン (2008年のテレビアニメ)
ヤッターマンとは、2008年(平成20年)1月14日から2009年(平成21年)9月27日まで読売テレビ制作・日本テレビ系列にて放送された日本のテレビアニメ。
概要[編集]
1977年(昭和52年)から79年まで放送されたタイムボカンシリーズ ヤッターマンのリメイク版(以下1作目と表記)であり、タイムボカンシリーズ初のリメイク作品。また本作品がシリーズで最初にハイビジョン制作となった。
1作目では悪役サイドの探し求めいてる物が4つのドクロストーンであったが、本作では特定の個数を集めると願いが叶うドクロリングに変更され、それを探し求めて各地を巡るというストーリーで展開される。
放送形態[編集]
- 第1話 - 第35話
開始当初は毎週月曜の19時から放送され、2008年10月からは放送時間の連続する名探偵コナンと共に『アニメ☆7』枠に内包。専用のアイキャッチアニメも作られた。更に翌月からは放送時間が30分繰り下げられた。
しかしこの時間帯は作中でもネタにされるほどプロ野球中継や特番等で放送休止になることが極めて多く、2008年1月から翌年3月まで35話しか放送されなかった。
- 第36話 - 最終話
2009年4月から平日19時台がバラエティ番組枠に転換されることに伴い、毎週日曜の朝7時からの放送に変更された。変更に際し、同時間帯に自社製作のローカル番組を放送していた各ネット局は自社制作番組を移動させる措置を取った。
この枠での放送休止は24時間テレビ放送日の1回だけで済んでいる。
キャラクター[編集]
- ヤッターマンと関係者
秘密基地は東京都国分寺市にあると設定された。これは放送当時のタツノコプロ本社が国分寺にあったことによる。
- ヤッターマン1号/高田 ガン(たかだ ガン)
- 声 - 吉野裕行
- メカ作りが好きで手先が器用な13歳の少年。
- ヤッターマン2号/上成 愛(かみなり あい)
- 声 - 伊藤静
- ガンちゃんに好意を抱いている13歳の少女。
- オモッチャマ
- 声 - たかはし智秋
- サイコロ型のロボット。
- 高田 徳兵衛(たかだ とくべえ)
- 声 - 菅生隆之
- 1号の父親で、天才的な科学者。1作目ではテレビシリーズにも登場していたが、本作では劇場版にのみ登場。
- ドロンボー一味
ドクロリングを探し求める一味。自らの目的のために悪事を尽くす悪党だが、決して人の命を奪うような真似はせず、自分たちよりも悪い連中には対抗心を燃やさないなど一定の節度を持ち、3人とも人間的に真面目な部分もある。
- ドロンジョ
- 声 - 小原乃梨子
- ドロンボー一味の女ボス。豪邸に住んでいるが、それは別荘とのこと。かつて小原が担当したとあるキャラをイメージするセリフや言動がある。
- ボヤッキー
- トンズラー
- 声 - たてかべ和也
- ドロンボー一味の怪力男。副業として芸能プロの売れない演歌歌手のマネージャーをしている。かつてたてかべが担当したとあるキャラをイメージするセリフや言動がある。
- ドクロベエ
- 声 - 滝口順平
- ドロンボー一味にドクロリングを集めるよう指示している黒幕。その正体は異星人のXYZ星人で1作目のドクロベエと同一人物。
- ドクボン
- 声 - 三瓶由布子
- ドクロベエの孫。
- ネエトン
ドクロリングを狙う第三勢力。黒幕のボスがエージェントにドクロリングを集めるよう指示している。略称ドクハン。
- ドクハンボス
- 声 - 三瓶由布子
- ドクハンにおける黒幕。その正体はドクボンで、ドクロリングを早期に集めることを目的にドクハンを結成した。
- セイン・デ・メダチ
- ルイ・デ・メダチ
- チルチル・ミチル・ミチタリーヌ
- 声 - 井上麻里奈
- 科学者のような恰好の女性。普段は社長秘書のアルバイトをしている。
- マッスル・ガッテン(マッスル・ガテン)
- 声 - 堀之紀
- 英語交じりで話す筋肉質の暑苦しい男。普段は工事現場でアルバイトをしている。
- バーバラ
- レ・オナラブー・ダベンキ
- 声 - 八奈見乗児
- バーバラが召喚したルネサンス期にまつわる霊。ボヤッキーに声と容姿が似ている。
本作はドロンボー一味の小原、八奈見、たてかべ、滝口の4人が揃って出演した最後のタイムボカンシリーズ作品でもある。
- その他のキャラクター
- ナレーター
- 声 - 山寺宏一
- 歴代タツノコキャラクター&タツノコメカ
- マッハGoGoGoから三船剛&マッハ号、科学忍者隊ガッチャマンからガッチャマン、タイムボカンよりマージョ、タイムパトロール隊オタスケマンよりアターシャ、ゼンダマンよりドンジューロー、ヤットデタマンよりスカドン、逆転イッパツマンよりコスイネン、イタダキマンよりダサイネンがゲスト出演している。
- 以上の他にもカメオ出演という形で多数の歴代タツノコキャラが登場している。
- ゲストキャラクター
- 実在の有名人を忠実に再現或いはパロディしたゲストキャラ。
- 声 - なし
- 本作でメカデザインを担当したデザイナー。ボヤッキーの知り合いであり、日本アニメ界を敵に回すようなドロンボーメカのデザインを送った後、最終決戦メカ『ドロンキング』のデザインとパーツを送った。
- プラモン王子
- 声 - 沢城みゆき
- 劇場版で登場。トイトイ王国の王子。
- ブリキン王
- 声 - 緒方賢一
- 劇場版で登場。トイトイ王国の国王で、プラモン王子の父親。
- パ・ズール
- 声 - 森川智之
- 劇場版で登場。トイトイ王国の大臣で、本作における悪役。地球を破壊できるあるアイテムで世界中を脅し、征服を企んだ。
メカニック[編集]
武器[編集]
- ケンダマジック
1号の武器。けん玉を模している。
- シビレステッキ
2号の武器。電撃を流して相手にダメージを与える。
- とっかえガン
ボヤッキーの武器。銃の先を交換することでビームガン、マシンガン、ガトリングガン、火炎放射器、ハンドアームになる。
- ポットガン
トンズラーの武器。機関銃に変形する。
ヤッターメカ[編集]
声は全て山寺宏一。いずれのメカもピンチの際にはメカの素と呼ばれるエネルギー源を摂取し、小型のゾロメカ(ビックリドッキリメカ)を生成する。
詳細は「ヤッターメカ」を参照
- 1作目にも登場
- ヤッターワン
- 地上用のメカ。
- ヤッターペリカン
- 飛行可能なメカ。ワンを乗せて飛行することもある。
- ヤッターアンコウ
- 水中用のメカ。その気密性を活かし、ウツボブースターを搭載して宇宙航行も可能。出動経路は「ヤッターマン基地」→「ヒミツの水路」→「玉川上水」→「井の頭公園の池」→「神田川の地下調整池」→「新宿の地下鉄(東京メトロ丸ノ内線・副都心線)の下の水路」→「御茶ノ水駅の横(神田川)」→「お台場」。
- ヤッターヨコヅナ
- 1作目ではレギュラーメカだったが、本作ではゲストキャラとなった。
- ヤッターキング
- 初登場は劇場版。ヤッターワンとヤッターゼロが融合合体を果たした最強形態。1作目は母艦メカという扱いだったが、本作では最強の戦闘メカという位置づけになった。
- 本作のオリジナルメカ
- ヤッタージンベエ
- 複数のヤッターメカを搭載可能な母艦メカ。非常に涙もろい性格で、戦闘を好まないのはモチーフになったジンベエザメと同じ。全長70mと巨大なため、格納庫は国分寺のヤッターマン基地から10km程離れた湖の地下にある。
- 戦闘に参加しないためメカの素も登場しないが、劇場版ではメカの素が登場した。
- ヤッターモグラ
- 地中用のメカ。趣味はゲームと日光浴で、腕前はプロ級だがモグラ叩きは苦手。
- ヤッタードラゴン
- 伝説世界の竜神がメカの素を摂取してヤッターメカとなった。ピンチの時にしか現れず、風水の条件が整わないと出られない。
- ヤッターゼロ
- 劇場版に登場した悪のヤッターメカ。正義の心が完全に存在しない訳ではなく、消滅後も正義の心の結晶である「メモリー」が残された。
- ヤッターコング
- 劇場版にのみ登場。アメフト選手風のゴリラ型メカ。
- ヤッターココング
- 劇場版にのみ登場。小猿型のメカ。
ドロンボーメカ[編集]
一味が搭乗して目的地に向かうメカ。製造資金はインチキ商売によって稼いでいる。毎回ヤッターマンに敗北して破壊されるか自爆する。
メカのモチーフは1作目ではその回に行ったインチキ商売が選ばれていたのに対し、本作では行き先を意識したデザインをしたメカが多い。また1作目に登場したメカもリメイクの上で再登場している。
- おしおき三輪車
- 3人乗りのタンデム自転車で、ハンドル部分にドクロベエとの通信機及びドクロリングの真贋判定を行う装置が組み込まれている。
- この自転車で敗走中にドクロベエのおしおきが執行される。
主題歌[編集]
1作目と異なり、オープニングテーマは「ヤッターマンの歌」(作詞 - 若林一郎 / 補作詞・作曲 - 山本正之)で統一。ただしアレンジと歌手が変更されている。
- オープニングテーマ
- 編曲・歌 - 音屋吉右衛門(第1話 - 第10話)
- アコースティック・ギター主体のシンプルなアレンジ。視聴者からの評判があまりよろしくなく、作曲の山本も苦言を呈したことがある。
- 軽快なラテン調のアレンジ。
- 編曲 - 深澤秀行 / オリジナルアレンジ - 神保正明 / 歌 - 西尾夕紀(限定版第2弾を含む第18話 - 第28話)
- 1作目で使用されたアレンジに最も近い。22話のみ演歌調アレンジが使用されている。
- 編曲 - 成田忍 / オリジナルアレンジ - 神保正明 / 歌 - 腐男塾(第29話 - 第35話)
- 軽快なアップテンポ調のアレンジ。
- 編曲・歌 - 高見沢俊彦(第36話 - 第59話)
- 日曜朝7時に放送枠移動後に使用されたもので、メタル調のアレンジ。
- 編曲 - 神保正明 / 歌 - 山本まさゆき、少年少女合唱団みずうみ(第60話)
- 最終話のみ使用。1作目の音源を流用。
- エンディングテーマ
- 「diverge」(第1話 - 第10話)
- 作詞 - Hiroko and Mitsuyuki Miyake/Hidemi Ino / 作曲 - Mitsuyuki Miyake / 編曲 - Mitsuyuki Miyake/Takasui Morio / 歌 - mihimaru GT
- 「皆既日蝕」(限定版第1弾を含む第11話 - 第17話)
- 「恋想曲」(第18話 - 第24話)
- 「今」(限定版第2弾を含む第25話 - 第28話)
- 作詞 - ET-KING / 作曲・編曲 - ET-KING、NAOKI-T / 歌 - ET-KING
- 「GIVE ME UP」(第29話 - 第35話)
- 作詞・作曲 - P.Nigro、M.Nigro、M.DeSan Antonio / 日本語詞 - Kanano Kato / 編曲 - Susumu Kawai / 歌 - 玉置成実
- 「勝つんだ!」(第36話 - 第48話)
- 作詞・作曲 - ジャジィはなわ / 編曲 - 成田忍 / 歌 - 腐男塾
- 「ZEROからはじめるストーリー」 (第49話 - 第60話)
- 作詞 - エガワヒロシ / 作曲 - 松井亮太 / 編曲 - 吉田明広 / 歌 - ワカバ
劇場版[編集]
劇場版 ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!のタイトルで、2009年8月22日に全国松竹系で公開。タイムボカンシリーズの長編劇場版は本作が初となる。
なお本作品の要素とテレビアニメの終盤が一部連動している。