カスタニョーレ=アスティ=モルターラ線
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カスタニョーレ=アスティ=モルターラ線とはイタリアの鉄道路線である。
概要[編集]
イタリアのピエモンテ州の都市のカスタニョーレからアスティ、モルターラまでを結ぶ全長94kmの単線非電化の路線である。
この路線は1994年タナロ洪水によって被災したが、他路線と比べてそこまで被害はなかった。しかし2000年に起こった同様の洪水に見舞われて運行不能状態に陥った。2001年にインフラ会社がイタリア鉄道網に移管されると再建工事が継続され、同年2月12日に完了した。しかし、2003年にはさらに旅客駅に多くが廃止された。そして輸送量が減少を続け2007年には路線運行の採算性が取れないことを理由に2007年に全路線で運行が休止された。ただし貨物輸送には影響はなかった。2010年にオッツァーノ・モンフェッラート付近のトンネルが崩落事故を起こし、全線廃止の危機に陥った。ピエモンテ州は隣のロンバルディア州のような鉄道強化プロジェクトがなかったので、この路線の廃止を決定した。
2014年に運行再開の可能性を想定して、サービスに関する入札の得点を割り当てる基準が設けられた。2017年10月25日にゲルシトンネルの復旧作業のコストが評価され、アルバ-アスティ間を再開する契約が締結された。
2022年6月にカザーレ-モルターラ間が運行再開された。その他区間では観光列車が運行される。
運行形態[編集]
カザーレ・モンフェッラート-モルターラ間で地域列車が1日7往復の運行。
駅一覧[編集]
- モルターラ駅(ヴェルチェッリ方面、ノヴァーラ方面、ミラノ方面/アレッサンドリア方面、パヴィーア方面)
- カンディア・ロメッリーナ駅
- カザーレ・モンフェッラート駅(キヴァッソ方面、ヴェルチェッリ方面/アレッサンドリア方面)
- サン・ジョルジョ・カザーレ駅
- オッツァーノ・モンフェッラート駅
- セッラルンガ-チェレゼート駅
- ポンツァーノ・モンフェッラート駅
- モンカルヴォ駅
- ペナーニョ駅
- トンコ-アルフィアーノ駅
- カステッラルフェーロ駅
- ポルタコマーロ駅
- アスティ駅(ジェノーヴァ方面/トリノ方面、アスティ方面)
- イゾーラ・ダスティ駅
- モッタ・ディ・コスティリオーレ駅
- カスタニョーレ・デッレ・ランツェ駅(アレッサンドリア方面/カヴァッレルマッジョーレ方面)