軌道量子数

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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軌道量子数とは量子物理学において、原子内の電子波動関数の振幅分布の形状、すなわち電子雲の形状を決定する量子数である。記号はlで表される。平坦な節面の数を特徴づける主量子数nで指定されるエネルギー準位の副準位を決定し、様々な値を取ることができる。

l=0,1,2,...,n1

lの値には、特定の形状を持つ軌道が対応する。l=0の場合、主量子数の値にもかかわらず、原子軌道は球形(s軌道)となる。l=1の値にはダンベル状の原子軌道(p軌道)が対応する。さらに複雑な形状を持つのが、lの値が2,3,4といった高い値をとる軌道(d軌道、f軌道、g軌道)である。

これは電子の軌道角運動量演算子の固有値であり、電子の角運動量𝐣スピン演算子𝐬だけ異なる。

𝐣=𝐬+l

軌道量子数と磁気量子数の差は、絶対値で12(電子のスピン)を超えない。