日本ネットワークサービス
| 日本ネットワークサービスが入居するビル(2024年6月30日撮影) | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場 |
| 略称 | NNS |
| 本社所在地 |
〒400-8509 山梨県甲府市北口2-14-14 |
| 設立 | 1970年(昭和45年)2月6日 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 法人番号 | 3090001001622 |
| 事業内容 | ケーブルテレビ事業・インターネット接続事業・放送事業 |
| 代表者 | 長田和仁(代表取締役社長) |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 売上高 | 74億6631万3000円(2024年3月期)[1] |
| 従業員数 | 143人(2024年3月期)[1] |
| 決算期 | 3月末日 |
| 主要株主 |
山梨文化会館 山梨放送 読売新聞東京本社 日本電気 フジ・メディア・ホールディングス テレビ朝日他 |
| 外部リンク | https://www.nns-catv.co.jp/ |
株式会社日本ネットワークサービス(にほんネットワークサービス、Nihon Network Service Co.,Ltd.)は、山梨県甲府市と周辺市町をカバーする山梨県内最大規模のケーブルテレビ局である。略称はNNS、または甲府CATV、YBS CATV[2]とも呼ばれる。山日YBSグループの企業である。
概要[編集]
1970年(昭和45年)に営利目的としては国内で最初のケーブルテレビ局として開局。
地元民放テレビ局が2社しかない状況で、隣接する東京のテレビ局のアナログ区域外再放送を行うことを目的に設立され、初代社長には県選出の衆議院議員である中尾栄一が就任[3]。また区域外再送信にいち早く同意を示したフジテレビも出資した[4]。
甲府盆地という他県の洩れ電波が届きにくい条件を生かし、8割以上(NNSエリア外も含む山梨県全体としても6割以上)ともいわれる高い普及率を誇る。この関係で甲府市内ではNHKや民放3局と肩を並べるほど絶大な力を持つ。またインターネット接続サービス(CCNet・CCNet光)や光電話サービスなどの通信事業も行っている。
株主には、県内局である山梨放送をはじめ(以前は山日YBSグループに参加していたが、一時脱退。その後再び参加している)、山梨県内では見られない在京民放局の区域外再放送を目的に設立されたこともあり[3]、県内に系列局を持たないキー局のフジ・メディア・ホールディングス(認定放送持株会社移行前のフジテレビ)とテレビ朝日が名を連ねており、実質的に「NNSがフジテレビ(FNN・FNS)・テレビ朝日(ANN)の放送エリアを合法的・効率的に広げる役割を担っている」と言える。過去にはフジサンケイグループからの出向者も受け入れるなど人的関係もあった[3]。
県外局の再放送は他に県内にネット局のないテレビ東京、隣県独立局のtvkに加え、2012年12月1日よりTOKYO MXが再放送を開始している。
在京キー局である日本テレビ(4ch)とTBS(6ch)については、それぞれ山梨県に系列民放のYBS山梨放送、UTYテレビ山梨があることから区域外再放送を行っていない。
そのためアナログ時代からキー局に合わせ、YBS山梨放送のチャンネルを4ch(本来の5chとは異なる。VHF局としては異例)、UTYテレビ山梨を6chで再放送していた。なお、デジタル放送のリモコンキーIDは、ケーブルテレビと関係なくキー局に合わせた番号(4、6ch)が割り当てられている。
地上デジタル放送の区域外再放送については日本民間放送連盟が当初区域外再放送を原則として禁止していたが、その後一部の局では同意が得られたことから、テレビ朝日とtvkは2007年10月1日から、フジテレビは同年10月9日から再放送を開始した。一方、テレビ東京は激変緩和措置として2011年4月1日より地上デジタル再放送の同意が得られ、再放送を開始したが今後とも継続的に再放送できるように交渉・協議していく予定である。
県外放送局の受信点は山梨県内の他のCATV事業者と共同で三つ峠に設置している。ちなみに、フジテレビ(東京スカイツリー・21ch)はNHK甲府総合(甲府坊ヶ峰親局)と、テレビ東京(東京・23ch)はNHK甲府教育(親局)と物理チャンネルが被っているが、受信設備に混信対策がなされており、問題なく視聴できる。
地上波はSHB帯(スーパーハイバンド)を使用した周波数変換パススルー方式であるため、STBか周波数変換パススルー方式に対応した地上デジタル放送対応テレビ(またはチューナー)であれば視聴可能。
現在ではインターネット接続サービス(CCNet)は全エリアで光回線に対応している。また旧式の設備である同軸ケーブルから光回線切替のリニューアル工事について自主放送及びYBSテレビ等のCMで周知もしている。光回線コースは2021年3月までは、以前は技術規格上100Mbpsが最大速度であったが2021年4月頃より上位コース300Mbpsコースが追加され更に2023年2月頃より1Gbpsコースが追加された。
2024年4月よりMVNOサービスであるNNSモバイルの提供を開始した。
沿革[編集]
- 1970年(昭和45年)
- 1997年(平成9年)10月 - 第一種電気通信事業許可。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 10月1日 - 地上デジタル放送でtvkテレビ神奈川、テレビ朝日、自主放送(D111(アナログ・9ch))の放送を開始。
- 10月9日 - 地上デジタル放送でフジテレビの放送を開始。
- 2010年(平成22年)
- 6月30日 - アナログホームターミナルのサービスを終了。
- 7月1日 - 地上デジタル放送で放送大学テレビの放送を開始。
- 10月1日 - CATV専門チャンネルのハイビジョン放送を開始。
- 2011年(平成23年)4月1日 - 地上デジタル放送でテレビ東京の放送を開始。
- 2012年(平成24年)12月1日 - 地上デジタル放送でTOKYO MXの放送を開始。
- 2014年(平成26年)2月1日 - 笛吹きらめきテレビを統合。
- 2018年(平成30年)12月1日 - BSCS4K放送・8K放送開始に伴いSTBでも4K対応型チューナーの取扱開始。光回線コースならSTB不要で無料民放とNHK BS4Kと8Kは視聴可能(CS全部の有料CHは再放送(再送信)無し)。BS日テレは翌年9月1日から開始。CHラインアップは既存のBS放送と同じだが、CHポジション2にNHK BS8Kが、11にSHOPCH、12にQVCが入る。 また、一部コースではYoutube等ネットVODサービス対応STB(ケーブルプラスSTB)をレンタルできるようになった。
- 2022年(令和4年)5月9日 - 本社機能を甲府駅北口のAnnexIVに移転。5月6日までの甲府市富士見地区の本社はNNS技術センター(技術部・情報ネットワーク部)として存続する[1]。尚、現技術センター斜向いにあった東別館(加入ユーザーの対面窓口等もあった施設)は、本社機能が甲府駅北口に移転した後、閉鎖解体された。
放送エリア[編集]
| 市町村名 | サービス除外区域 | 除外区域管轄CATV | 備考 |
|---|---|---|---|
| 甲府市 | 旧上九一色村北部 (古関町、梯町) |
||
| 韮崎市 | |||
| 甲斐市 | |||
| 笛吹市 | (旧)御坂町、(旧)一宮町、(旧)芦川村、(旧)八代町(一部)は 笛吹きらめきテレビ管轄であったが、 2014年2月に統合した為に当該地域も区域内入り | ||
| 南アルプス市 | 旧八田村区域以外 | 峡西シーエーテーブイ ((旧)櫛形町、(旧)若草町) 白根ケーブルネットワーク ((旧)白根町、(旧)芦安村) 富士川シーエーティーヴィ (旧甲西町) |
|
| 北杜市 | 旧白州町、旧武川村 | 韮崎電設 ((旧)白州町、大武川を除く(旧)武川村) エルシーブイ ((旧)武川村大武川) |
(旧)高根町、(旧)大泉村、(旧)小淵沢町は 北杜市有線テレビ放送施設管轄であったが、 2019年4月に事業を譲渡されて当該地域も区域内入り |
| 中央市 | |||
| 中巨摩郡昭和町 | |||
| 西八代郡市川三郷町 | |||
| 南巨摩郡身延町 | 旧下部町 (TV放送事業のみ) |
ネットワーク下部 | 2010年9月末に廃業した峡南CATVよりエリア営業権譲渡 |
上記市町内でも、一部の山間部などではエリア外となっている場合もある。
主な放送チャンネル[編集]
地上波系列別再放送局[編集]
| NHK-G | NHK-E | NNN/NNS | ANN | JNN | TXN | FNN/FNS | JAITS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NHK甲府 | 山梨放送 | テレビ朝日 | テレビ山梨 | テレビ東京 | フジテレビ | TOKYO MX tvk | |
地上デジタル放送[編集]
| リ モ コ ン キ | ID |
放送局 | 三桁 | 物理 | 伝送方式 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| チャンネル | PT | TM | ||||
| 1 | NHK総合・甲府 | 011 021 |
CATV41 | ● | ● | |
| 2 | NHKEテレ甲府 | 021 022 023 |
CATV42 | ● | ● | |
| 3 | tvk | 031 032 033 |
CATV47 | ● | ● | 区域外再放送 |
| 4 | YBS山梨放送 | 041 042 043 |
CATV43 | ● | ● | |
| 5 | テレビ朝日 | 051 052 053 |
CATV46 | ● | ● | 区域外再放送 |
| 6 | UTYテレビ山梨 | 061 062 |
CATV44 | ● | ● | |
| 7 | テレビ東京 | 071 072 073 |
CATV48 | ● | ● | 区域外再放送 |
| 8 | フジテレビジョン | 081 082 083 |
CATV45 | ● | ● | 区域外再放送 |
| 9 | TOKYO MX | 091 092 093 |
CATV49 | ● | ● | 区域外再放送 |
| 10 | NNS | 101 102 |
CATV39 | ● | ● | |
| 11 | NNS | 111 112 |
CATV33 | ● | ● | |
- 全てCATVパススルーとなっている。
脚注[編集]
- ↑ a b 東洋経済新報社『会社四季報』非上場版2024年9月データより。
- ↑ 参考例・1975年3月24日 山梨日日新聞朝刊7頁放送面。右端クォーターサイズ最上段に「YBS CATV」とある。
- ↑ a b c 社団法人日本ケーブルテレビ連盟 (2005年6月). “沿革Ⅰ 連盟活動の軌跡”. 日本のケーブルテレビ発展史. pp. 22-27. 2019年12月16日確認。
- ↑ 地域社会における有線テレビ(CATV)の機能 - 立正大学文学部論叢 第 62~65 号