レイルジェット

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レイルジェット及びレイルジェット・エクスプレス(Railjet/Railjet Express、略称:RJ(エルイット/エルイェー)/RJX(エルイットイクス/エルイェーイクス))とはオーストリア連邦鉄道(ÖBB)とチェコ鉄道(ČD)が運行する高速列車ブランドである。レイルジェットブランドはÖBB旅客輸送が所有している。国際便のレイルジェットはオーストリア近隣諸国のほとんどで運行され、ネットワークはドイツスイスイタリアチェコスロバキアハンガリーに及ぶ。2008年ダイヤ改正以来、オーストリアと周辺諸国でネットワークを拡大していった。オーストリアではレイルジェットが最高階級の列車種別である。(チェコ鉄道ではスーパーシティ)

歴史[編集]

2004年11月にÖBBは社内ワークショップでレイルジェットという名称を導入した。11日後レイルジェットという名前は商標登録された。

2008年12月14日にÖBBはレイルジェットの運行を開始した。

2015年12月のダイヤ改正以降、ウィーンに乗り入れる全てのレイルジェット線はウィーン中央駅とウィーン・マイドリン駅に停車するようになった。それに伴いウィーン西駅にはレイルジェットは乗り入れなくなった。2015年12月以降、インターシティ (オーストリア)とレイルジェットはウィーン空港駅を30分おきに交互に運行するようになった。

2018年12月9日のダイヤ改正以降、西方面のより高速なレイルジェット(停車駅が少ない便)はレイルジェット・エクスプレス(RJX)と呼ばれるようになった。

使用車両[編集]

初代レイルジェットの車両は2008年9月から運用されており、2代目は2024年より運行が開始された。さらにÖBBは2階建車を発注しており2026年からレイルジェットとして運用される予定である。オーストリア連邦鉄道保有のものとチェコ鉄道保有のものがあり、保有会社で塗装は異なる。

レイルジェットⅠ[編集]

初代レイルジェット車両はシーメンス・ヴィアッジョ・コンフォートの7両の客車とシーメンス社製の専用塗装のTaurus機関車の合計8両で構成されている。この車両は2編成で16両編成で運行されることがよくある。また最高速度は時速230kmである。この車両は2008年から使用が開始された。合計67編成在籍しており、60編成がÖBB保有、7編成がČD保有となっている。

レイルジェットⅡ[編集]

ÖBBはナイトジェットの新しい車両とともに2代目レイルジェット用の車両を購入した。レイルジェット2代目はシーメンス・ヴィアッジョ・ネクスト・レヴェルの客車で構成され、専用塗装のTaurus機関車で牽引される。最高速度は初代同様230kmである。27編成が在籍しており、全てオーストリア連邦鉄道保有である。

レイルジェットⅢ[編集]

2023年にÖBBは西方面への接続用にシュタドラー・レイル社の2階建て電車(ÖBB4706/4734/4736系電車(KISS200系))を発注した。列車は2026年から6両編成で運行される予定である。

路線[編集]

レイルジェット・エクスプレス[編集]

レイルジェット[編集]

関連項目[編集]