リュードベリ定数

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リュードベリ定数とは原子スペクトルの計算に使われる物理定数であり、特に水素原子のスペクトル線の波長を決定するのに用いられる。記号はRと表される。

概要[編集]

スウェーデンの物理学者のヨハネス・リュードベリにちなんで名付けられた。リュードベリは水素などの元素の発光スペクトルに特定の規則性があることを発見し、その規則を表す式を導入した。

定数[編集]

現在、リュードベリ定数の数値は以下のようになっている。

R=meα2c2h=mee48ε02h3c=1,097,373,156,850,8(65)107m1

これはエネルギー定数にも変換できる。

Ry=hcR=13.605,693,009(84)eV

この定数は原子物理学でよく使われており、原子核の質量が最大限と見なされる水素類似系のイオン化エネルギーに対応する。水素原子では、電子の質量によってわずかな補正が生じ、イオン化エネルギーは以下のように表される。

RH=Ry1+memp

ここで、mpは原子核中の陽子の質量である。

また、リュードベリ定数を反転させると、

R1=2λeα2

となる。ここで、λは電子のコンプトン波長を表す。

さらにリュードベリ定数は以下のようにしても表すことができる。

RyhcR12α2mec2

関連項目[編集]