プランク定数
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プランク定数とは量子力学における基本定数の一つである。
概要[編集]
古典力学では証明できない現象を証明するために用いられ、光子のエネルギーと振動数の比例関係を表している。単位はhで表される。2019年5月に定義定数として定められ「h = 6.62607015 × 10-34J·s(ジュール秒)」となった。
名前の由来は量子力学者のマックス・プランクが黒体放射の理論を証明するために導入されたことが由来する。当時は便宜的な数値でしかなかったが後にアルベルト・アインシュタインが光量子仮説において重要性を示して量子力学の土台となった。
数式[編集]
エネルギーと振動数[編集]
電磁波の光子のエネルギーと振動数を表す式は以下の通り。
E=エネルギー(J)
ν=振動数(Hz)
ド・ブロイ波の式[編集]
ド・ブロイ波(物質波)の関係式。
λ=波長
p=運動量
換算プランク定数[編集]
量子力学においてよく用いられる定数で、プランク定数を2πで割ったもの。ħ(エイチバー)で表される。→換算プランク定数