オワ吉

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
オワ吉
出生名 衛藤 駿(えとう しゅん)
生誕 1996年11月16日(28歳)
出身地 日本国旗.png日本熊本県熊本市
学歴 熊本県立第二高等学校
ジャンル ポップスロックレゲエボサノヴァ
職業 シンガーソングライターYouTuber
担当楽器 ボーカルギター
活動期間 2013年 -

オワ吉(おわきち、1996年平成8年〉11月16日- )は、日本シンガーソングライター熊本県熊本市出身。熊本県立第二高等学校卒業。

2018年にシングル「渚にしやがれ」でデビュー。2021年に1stアルバム「情熱の引き籠もり」をリリース。 ポップスロックレゲエボサノヴァなど、ジャンルは多岐に渡る。

来歴[編集]

父親の仕事の関係で小学校卒業まで大阪府で過ごす。幼少期より、両親が好んで聴いていたサザンオールスターズ[1]Mr.Children松任谷由実などの音楽に親しみ、シンガーソングライターを志すようになる。[2]

中学時代の成績は校内で上位10位以内に入り、ソフトテニス部では副キャプテンを務め、レギュラーとしても活躍した。2012年4月熊本県立第二高等学校に入学。

2013年、シンガーソングライターとしての知名度向上を目的に、「Crazy衛藤」名義でYouTubeデビュー。同年の文化祭 で「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜 」「マンピーのG★SPOT」などを披露した。[3][4]

高校卒業後、東京の私立大学進学を目指して2年間東京の予備校に通うも、すべての受験で不合格となる。[5]

2018年12月24日、シングル「渚にしやがれ」でデビュー。[6][7]

2019年9月15日、初の両A面シングル「夏の色/MASAKO」をリリース。同月には初のワンマンライブ「陰キャライブ2019-夏の色-」を東京都・御茶ノ水KAKADOおよび大阪府・堀江Goldeeにて開催。[8]

2021年4月12日、5枚目シングル「涙桜、来たる、春~」、同年10月26日、1stアルバム『情熱の引き籠もり』をリリース。

2023年3月31日、2ndアルバム『ONE HOKE ROCK』をリリース。8月潰瘍性大腸炎と診断される。[9] 9月東京都の麻布迎賓館にて「オワ吉 結婚式スペシャルライブ in麻布迎賓館」を開催。[10]

2024年6月1日、3rdアルバム、『アナログ海岸族』、8月7日に初のベスト・アルバム『OWAKICHI 2018-2024<quilt>』をリリース。[11]

2025年6月14日、4thアルバム『忘れてやるよ』を同年7月1日にリリースすることが発表された。[12]

音楽性[編集]

サザンオールスターズMr.Children松任谷由実スピッツB'zTHE YELLOW MONKEY桑田佳祐星野源ビートルズなど、1970年から現代に至る日本および海外の著名なアーティストから多大な影響を受けており、各アーティストへのオマージュやリスペクトを表現した楽曲も多数制作している。[13]

特に、サザンオールスターズのユーモアと抒情性を融合させた作風や、スピッツの繊細なメロディライン、THE YELLOW MONKEYのグラムロック的要素への影響が色濃く反映されているとされる。

また、地元・熊本県を舞台とした楽曲や、予備校時代に利用していた中央本線[14]かつて暮らしていた東京都中野区鷺宮を舞台とした作品も存在しており、個人的な記憶風景をモチーフとした描写が随所に見られる。これらの楽曲には、青春期の郷愁や都市生活に対する感慨が込められており、聴き手に対して強い情景喚起を促す作風となっている。

人物[編集]

日本一のMr.Childrenマニアを自称し、「ミスチラー」として知られる[15]ほか、B'z に関しても「ビーザー」を名乗るなど、特定アーティストに対する深い造詣を持つ。Mr.Children、B'z、サザンオールスターズ、スピッツなどについて、楽曲・ライブ・映像作品・制作背景に至るまで幅広い知識を有し、その詳しさは「日本一レベル」とも評される。 2023年の茅ヶ崎ライブ2023のライブビューイングにて、当時の新曲「歌えニッポンの空」が披露された際、曲中の「ありがっとう!」という掛け声の場面で、隣に座っていた観客が突如として大声で「ありがっとう!」と叫んだことに大きな衝撃を受ける。この出来事は本人の記憶に深く刻まれており、自身のYouTubeチャンネルでも幾度となくこのエピソードを語っている。[16] 音楽の鑑賞においては「ミュージック・ビデオで音楽を聴く人はにわかファンである」と考えており、視覚よりも音楽そのものの価値を重視する姿勢をとる。[17]また、ライブ鑑賞では座席の位置や演出よりもセットリストの構成を最重視する。[18]音楽フェスには否定的で、「非フェス三原則」を唱えるなど、スタイルや雰囲気に強いこだわりを見せる。[19]

所有欲や質感を重んじる嗜好から、音楽はストリーミングではなく、CDやレコードといったフィジカルメディアでの収集を好む。[20]特に背表紙が棚に並ぶ様子に美学を感じており、物に囲まれた生活を志向する。[21] 熊本県在住で、「熊本一のチーズ牛丼 (ネットスラング) 」を自称するユニークな一面もある。体質的に熱中症になりやすく、夏場の行動には注意を要するという。 流行に乗ることを嫌う傾向があるが、例外的にタピオカティーが流行した際には試しに飲んだところ、意外にも口に合い、自身でも驚いたというエピソードがある。[22]日常生活では、満員電車による通勤を「寿命の無駄」と断じる[23]など、現代社会に対する独自の価値観を持つ。また、喫煙者に対しても否定的で、「タバコを吸っているやつは嫌いである」との強い意見を述べることもある。[24]ストリートミュージックについても、「路上ライブは時代遅れ」とする見解を示している。[25] 彼の発信や姿勢に共感し、支持するファンは「オワ吉ルドレン」と呼ばれている。

ディスコグラフィ[編集]

シングル[26][編集]

  • 2018年12月24日:1st「渚にしやがれ」
  • 2019年3月9日:2nd「気怠い日曜日」
  • 2019年9月15日:3rd「夏の色/MASAKO」
  • 2020年12月2日:4st「健軍サポタージュ」
  • 2021年4月12日:5th「涙桜 ~来たる、春~」
  • 2021年9月15日:6th「渇いた風」
  • 2022年6月25日:7th 「サーフ・グリーン」
  • 2022年11月16日:8th「負けたくない」
  • 2023年6月25日:9th「心躍るメロディ」
  • 2023年12月24日:10th「あんなに愛した女性(ひと)はいない」
  • 2024年11月1日:「先鋭的アイロニー」&「ですてぃにぃ」(同時リリース)

アルバム[27][編集]

  • 2021年10月26日:1st『情熱の引き籠もり』
  • 2023年3月31日:2nd『ONE HOKE ROCK』
  • 2024年6月1日:3rd『アナログ海岸族』
  • 2025年7月1日:4th『忘れてやるよ』

ベスト・アルバム[28][編集]

  • 2024年8月7日:『OWAKICHI 2018-2024<quilt>』

脚注[編集]