放送事故
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放送事故(ほうそうじこ)とは、テレビやラジオといった放送において予定された放送を正常に行えない事態である。転じて、放送中に起きたハプニングや不謹慎または衝撃的な描写、無分別な言動全般を表す言葉としても使われる。
概要[編集]
本来の意味での放送事故とは
- 予定外に電波が止まる停波
- 変調異常および無変調
- 不体裁
- 予定の番組と違う番組を誤って放送する内容違い
といったものがある。
放送法施行規則では放送局は以下に定める「重大な事故」を発生させた場合、総務省の各地方通信局へ報告の義務を負う。
- 試験放送以外で地上基幹放送の親局、または衛星基幹放送が放送の全部または一部を15分以上停止させた場合
- 試験放送以外で地上基幹放送の中継局、または衛星一般放送・有線一般放送が放送の全部または一部を2時間以上停止させた場合
実例[編集]
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機械事故[編集]
放送局の設備故障・不具合が原因による事故。
- 1970年代
- 東京タワーの電源故障により10秒から10分程度停波。
- 2000年代
- 堺送信所で送信機電源のヒューズが飛び、62分間放送中断。
- 2010年代
- 午前9時半から午後5時半頃まで福岡ラジオ放送所で送信機とアンテナを接続するケーブルの不具合で、AM波による放送が中断。
人為事故[編集]
スタッフが機械の操作を誤ったことなどの人為的ミスが原因の事故。
- 2000年代
- 社外スタジオの工事関係者が誤って映像信号などを切断したため、株式ニュースの放送開始直後から7分程度番組の映像が流れず「しばらくお待ち下さい」のテロップが表示。
- 萩テレビ・FM中継放送所が周辺の電気工事のために停電するという連絡がNHK萩支局内で共有されず、非常発電機をスタンバイさせる等の措置が施されなかったため、約30秒弱放送が中断した。
自然災害[編集]
荒天・地震などの自然災害が原因の事故。
- 1990年代
- 淡路送信所に2本ある送信鉄塔のうち、1本へ落雷が直撃して停波。技術職員が訪れて本復旧するまで断続的に送信と停波が発生するなどの不安定な状況が続いた。
- 2010年代
- 東北地方太平洋沖地震により、送信所が停電。直ちに自家発電へ切り替わるが、発電機が燃料切れになって一時停波した。
- 金沢観音堂テレビジョン放送所の石川テレビ・北陸放送共用鉄塔に落雷が原因とされるケーブル火災が発生。この影響で加賀地区を中心に放送不能となった。