2025年日本国際博覧会閉会式

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2025年日本国際博覧会閉会式は、2025年10月13日大阪市此花区夢洲にて開催された、2025年日本国際博覧会の公式閉会式である。184日間にわたる万博の成果を振り返り、未来への継承を象徴する式典として執り行われた。

目的[編集]

閉会式のテーマは「For the Futures(未来へつなぐ感謝と希望のフィナーレ)」である。このテーマには、万博を通じて育まれた国際的な共創の精神を未来へとつなぎ、持続可能な社会の実現に向けて歩みを進めるという願いが込められている。式典では、感謝の気持ちと希望メッセージ映像音楽パフォーマンスを通じて表現された。

式次第[編集]

式典は、映像、音楽、舞台演出、公式挨拶、の引き継ぎなど多彩な構成で進行した。冒頭では「Countdown to the Futures」と題した映像が上映され、万博の終わりと未来への始まりを象徴する演出が行われた。続いて、博覧会協会事務総長・石毛博行氏による開式の辞が述べられ、国旗掲揚と国歌斉唱が厳かに行われた。

協会会長・十倉雅和氏や大阪府知事吉村洋文氏による挨拶の後、万博期間中の記録映像「Moments of All Lives in EXPO2025」が上映され、来場者の多様な体験が振り返られた。秋篠宮皇嗣殿下によるおことばも披露され、式典の重みを感じさせる瞬間となった。

終盤では、2030年リヤド国際博覧会へのBIE旗の引き継ぎが行われ、次回開催地への継承が象徴的に演出された。また、2027年ベオグラード国際博覧会および横浜国際園芸博覧会への継承も行われた。最後には「Start for the Futures」と題したパフォーマンスが披露され、未来への希望を込めて式典は締めくくられた。

出席者[編集]

閉会式には、秋篠宮皇嗣殿下をはじめ、内閣総理大臣石破茂大阪府知事吉村洋文、博覧会国際事務局(BIE)関係者、各国代表団、万博協会関係者などが出席した。国内外の要人が一堂に会し、万博の成果と未来への展望を共有する場となった。

関連イベント[編集]

閉会式に合わせて、万博会場では複数の関連イベントが開催された。代表的なものとして「世界のミャクミャク展」があり、各国パビリオンスタッフがペイントした公式キャラクター「ミャクミャク」のフィギュアが展示された。展示は大阪駅と万博会場の2か所で実施され、国際色豊かな作品が来場者の注目を集めた。

また、写真展「みんなの物語、ひとつの万博」では、万博期間中の記録写真が展示され、来場者の思い出を振り返る場となった。さらに「Matsuri of The World」では、世界各国の祭りをテーマにしたステージイベントが実施され、文化交流の集大成として盛り上がりを見せた。

関連項目[編集]

リンク[編集]