2025年日本国際博覧会開会式
2025年日本国際博覧会開会式は、2025年4月12日に大阪市此花区の夢洲にて開催された2025年日本国際博覧会の開会式。式典は万博の開幕を祝う公式行事として位置づけられ、国内外の来賓を迎えて盛大に執り行われた。会場はEXPOホール「シャインハット」とEXPOナショナルデーホール「レイガーデン」で、式典の模様はNHKによって全国生中継された。
出席者[編集]
式典には天皇皇后両陛下をはじめ、秋篠宮皇嗣同妃両殿下がご臨席された。政府関係者としては衆議院議長・額賀福志郎氏が出席し、地方自治体からは大阪府知事・吉村洋文氏が歓迎の辞を述べた。その他、国内外の要人や万博関係者が多数参列した。
式典テーマと演出[編集]
開会式のテーマは「Re-Connect 巡り、響き、還り、繋がる」。現代社会における分断を乗り越え、人間、自然、文化、技術などあらゆるもののつながりを再認識し、未来社会の共創を目指すという理念が込められている。
演出にはAI技術やバーチャルヒューマンが活用され、司会進行はバーチャルヒューマン「imma(イマ)」が担当。AIによる手書き文字解析や音楽生成など、先端技術を駆使した演出が話題を呼んだ。
主な出演者[編集]
音楽・舞台芸術の分野では、万博アンバサダーであるコブクロや指揮者の佐渡裕氏、歌手の絢香氏が出演。大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団など関西を代表するオーケストラが合同で演奏を行った。
伝統芸能の分野では、歌舞伎俳優の尾上菊之助氏、中村隼人氏、中村莟玉氏らが出演し、日本文化の魅力を世界に発信した。
備考[編集]
開会式は関係者のみを対象とした非公開イベントであり、一般観覧は不可。式典は万博の開幕前日に開催され、翌4月13日より一般公開が開始された。式典の様子はYouTubeでもライブ配信され、国内外の視聴者がオンラインで参加することが可能だった。
関連項目[編集]
リンク[編集]
- 「2025年日本国際博覧会 開会式」式次第を公表 - 大阪・関西万博