鉄道省クロハ69形電車

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鉄道省クロハ69形電車 (てつどうしょうくろは69かたでんしゃ)は、大日本帝国鉄道省が設計、開発した制御車である。

概要[編集]

3扉セミクロスシートの制御車である。前位側に運転台があり、三等室、二等室の順に設置された。室内の三等室は鉄道省クハ68形電車、二等室は鉄道省サロハ56形電車と同一の設計である。1936年から翌年まで11両が製造された。

格下げ[編集]

1942年に69001、69002を除いて仕切り撤去、横型座席の縦型座席化の戦時改造によって鉄道省クハ55形電車に改造されたが、1952年に復元され、原形式に復した。しかし、1962年までに全車が全室二等室のオールロングシートの二等車に格下げされて、鉄道省クハ55形電車に格下げして形式消滅した。クハ55151からクハ55171に付番された。便所取付改造車はなかった。

参考文献[編集]