鉄道省サロハ56形電車
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鉄道省サロハ56形電車は、大日本帝国鉄道省が設計、開発した付随車である。
概要[編集]
京浜東北線用に製造された二三等合造車である。全車が1942年と1943年に鉄道省サハ57形電車に改造されて形式消滅した。
概要[編集]
車体長20000mm、車体幅2800mm、直流1500V、運転台なし、3扉ロングシートである。客用扉間客用窓は5枚である。13両が新製された。
性能[編集]
形式 | サロハ56 |
---|---|
定員 (座席) | 32・66 (30) |
座席配置 | セミクロスシート・ロングシート |
運転台数、様式 | - |
自重 | 29.5t |
車体寸法最大長 | 20000mm |
車体寸法最大幅 | 2870mm |
車体寸法最大高 | 4020mm |
車体寸法車体外部の長 | 19205mm |
車体寸法車体外部の幅 | 2805mm |
台車中心間距離 | 13600mm |
制御方式 | - |
制御器方式 | ー |
回路電圧 | 100V |
1時間定格線電圧 | ー |
1時間定格出力 | ー |
1時間定格引張力 | ー |
1時間定格速度 | ー |
最高運転速度 | 95km/h (許容95km/h) |
主電動機 | - |
出力×個数 | - |
制動装置 | AE空気ブレーキ装置 |
台枠形式 | UF23 |
台車 | TR23 |
軸距 | 2450mm |
車輪直径 | 800mm |
歯数比 | - |
電動発電機 | - |
空気圧縮機 | - |
連結器・緩衝装置 | 密着式・30t輪バネ |
戸締機械 | TK3×3カ所 |
製造初年 | 1933年 |
運用[編集]
1933年に初登場し、京浜東北線に投入されて17m級旧型国電を置き換えた。
改造[編集]
戦時改造と戦災復旧客車[編集]
太平洋戦争中に輸送力増強のために1942年と1943年にロングシートに改造して鉄道省サハ57形電車に編入された。この車両については戦後に鉄道省クハ55形電車に改造されることはなかった。