製造が1編成のみで終わった鉄道車両の一覧
ここでは、製造が1編成のみで終わった鉄道車両について一覧を挙げる。
関東[編集]
営団06系電車[編集]
輸送力増強のために1992年に1本が製造されたが、以降の増備は2010年の16000系まで行われず、更にはドア位置の相違から2015年にあっさり廃車へ。
JR東日本E331系電車[編集]
もはやネタ車両の代表格。故障が頻発したため205系等の置き換えには使用されず、かつ209系ケヨ34を1本残す形で在籍8年、実働1年半であっさり消された。
相鉄3000系電車[編集]
20m級の戦災復旧車は9両分しか用意できず、これに完全新造の1両を加え、以降1999年の廃車まで1編成で運用された。
国鉄207系電車[編集]
国鉄末期に1本のみが製造されたが、半導体価格が高く付き、以降の増備や他線区への投入は行われず、E233系への置き換え時期には早々と代替廃車された。
中部[編集]
富山地方鉄道14720形電車[編集]
10020形3本に紛れる形で1本が用意された。後に2連2本に組成し直され、2019年まで活躍した。
名鉄200系電車[編集]
100系増備車となるオールVVVF編成。機器類がGTO素子のまま未更新であることから500系への代替対象になる可能性が高い。
近畿[編集]
近鉄1420系電車[編集]
VVVFインバータ制御の試作車として製造されたため、以降の増備はアルミ車体の1422系に移行した。
近鉄3000系電車[編集]
チョッパ制御、ステンレス車体の試作車だが以降は烏丸線の開業の遅れとVVVFインバータ制御の実用化によりこれ以降の増備はなされなかった。チョッパ装置の不具合と車体の変状により界磁位相制御化されず2012年に廃車。
近鉄16010系電車[編集]
近鉄16000系電車の増備車として1編成が製造されたのみで、16000系置き換え用に関しては近鉄16400系電車に移行。B更新や新塗装化も済んでいるが設備が劣るため廃車が近いと思われる。
信楽高原鐵道SKR300形気動車[編集]
正面衝突の事故後の補充用に1両のみ製造されたが、以降の増備はエンジン出力を強化したSKR310形に移行した。2015年の廃車後は紀州鉄道にて現役である。
阪神5550系電車[編集]
5311形組み込み編成の代替のために1編成のみが製造されたが、以降の旧型青胴車の置き換え目的の増備は5700系に移行した。