近鉄16010系電車
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近鉄16010系電車は、1981年に登場した近畿日本鉄道の特急型電車車両のこと。
概要[編集]
16000系の増備車として2両編成1本が製造された。16000系も製造開始から15年以上を経過しており、各箇所にてモデルチェンジが図られている。これ以降は26000系の増備を経て16400系に移行したため、本系列の増備はこれ以上行われなかった。
構造[編集]
21m級・幅2,740mmの全鋼製車体だが、デザインが12410系や30000系に準じたものに改められている。塗装に関しては16000系に準じた塗り分けとなり、どことなく12200系の印象もある。
座席はリクライニング機能のない回転クロスシートだが、10100系からの発生品を転用している。デッキも持たない。
走行機器は16000系と同一であり、相互に併結も可能。
改造[編集]
1997年に座席のリクライニングシート化がなされ、2001年の車体更新でデッキの新設がなされた。リクライニングシートは11400系からの発生品である。
2015年にはB更新がなされ、喫煙室の設置や荷物置き場の移設が行われた。行先表示器は幕のままで、側面には未設置である。
塗装変更は2016年になされたが、この際も行先表示器は白幕のまま放置された。
運用[編集]
登場当初より16000系等南大阪線の汎用形式と共通運用である。
今後[編集]
16000系も2025年以降はY09の2連1本しか残っていないことから、本系列もまとめて代替対象になってもおかしくはない。それどころか、2026年より南大阪線系統にてトイレ付きL/C一般車6A系の導入が予定されており、これにより16000系Y09もろとも本系列が全廃に至るという見方もできる。
編成一覧[編集]
- Y11編成