禁制帯とは、電子が存在できないバンド。バンドギャップや禁止帯とも。
伝導帯と価電子帯の間のギャップである。
結晶中に不純物があったり、結晶格子が不完全であったりすると、欠陥準位や捕獲準位と呼ばれる電子が存在できる準位が存在するようになる。
このような欠陥準位では、電子と正孔が捕獲され、通常とは異なるエネルギーの遷移・再結合を起こす。
そのため、発光を目的とする半導体(LEDなど)では、発光しない再結合になるなど問題を生じる。
バンドギャップが広い(ワイドな)半導体であるSiCやGaNをワイドバンドギャップ半導体と呼ぶ。
関連項目[編集]