田中義洋

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田中 義洋(たなか よしひろ、男性)は、東京都市大学付属中学校・高等学校の地学科教諭。NPO法人国際地学オリンピック日本委員会運営委員、地学オリンピック支援委員会長でもある人物。NHK高校講座 地学基礎を監修し、講師として出演している[1][2]。

人物[編集]

学生時代の詳細は不明だが、関連資料等から1980年代初頭に東京学芸大学附属高等学校に地学科教諭として赴任したと推測される[3]。2023年に東京都市大学付属中学校・高等学校に赴任するまでの約40年東京学芸大学附属高等学校に勤めていた[4]。

自身が勤める東京都市大学付属中学校・高等学校では、天文部の顧問を務めている。学校では、地学は中学1年生で学習するため、中学1年生の学級担任を受け持つことがほとんどである。進路指導を担当しているため、生徒に対し、学習習慣等の話を学年集会及び授業中に話すことがある[5]。

前任の東京学芸大学附属高等学校でも天文部顧問[6]や、また同学校では授業の様々なところでIT機器を使用することを促進する授業を行った[7]。また、「情報」の授業を担当した記録も残存している[8]。また気象庁が開発した大雨防災ワークショップ「経験したことのない大雨 その時どうする?」を理科の授業に導入した。防災に関しての知識を生徒に詰め込む形式ではなく、具体的なシナリオやワークシートを用いて生徒が主体的に避難行動を疑似体験させることで、生徒に感じたことを発表させるなど、校内での防災意識を高めた[9]。

NHK高校講座 地学基礎では、ただ教科書を読み上げるのではなく「五感や実験で理解する地学」をモットーとしている。同番組ではスタジオやロケでMC陣(芸能人)が出くわす地学の疑問に対して、専門的な視点から分かりやすく、時にユーモアを交えて解説する「解説の先生」として親しまれている。地球の歴史、火山と火成岩、宇宙の誕生など、幅広いテーマを実物や実験を交えて教えている[1]。

国際地学オリンピック日本委員会では、フューチャーアース・スクールの講師を2015年から務めている[10]。

また年度などは不詳であるが、稲門地学会(早稲田大学教育学部理学科地球科学専修の卒業生、在校生、教職員等から成る会員の同窓組織)の第18期幹事に就任していたことが判明している[11]。

2013年時点では、神奈川県川崎市にある川崎ファンスプリング音楽学院にDrums科菅原光則講師クラスに通学していたとのことである[12]。

来歴[編集]

  • 1986年 平野弘道との共同論文「地質時代にみられる動物群の一斉大量絶滅 高等学校での取り扱いとその意義 (その1)」が地学雑誌『地学教育』第39巻(209-216ページ)に掲載される[13]。
  • 1986年 論文「岩石分野に関する資質調査から得られたデータの一考察」を発表[13]。
  • 1987年 平野弘道との共同論文「地質時代にみられる動物群の一斉大量絶滅 高等学校での取り扱いとその意義 (その2)」が雑誌『地学教育』(第40巻、13-18ページ)に掲載される[13]。
  • 1994年1月 馬場勝良・松川正樹・藤井英一・宮下治・林慶一・相場博明・坪内秀樹・平山勝美との共同論文「地学は学校教育の中でどのように扱われてきたのかーー地学教育の目標や理念の歴史ーー」が雑誌『地学教育』(第47巻、21-30ページ)に掲載される[14]。
  • 1994年5月 松川正樹・馬場勝良・林慶一との共同論文「地質野外実習教材の視点」が雑誌『地学教育』(第47巻、99-109ページ)に掲載される[14]。
  • 1996年11月 松川正樹との共同論文「恐竜の生態を科学してみよう!-インタ-ネットCU-SeeMeを使った授業-」が雑誌『地学教育』(第49巻、45-53ページ)に掲載される[14]。
  • 1997年 松川正樹・林慶一との編著書「自然・理科の総合化と教師教育」が日学選書9”21世紀の教育内容にふさわしいカリキュラムの提案”(459-465ページ)に掲載される[14]。
  • 1997年3月 松川正樹・林慶一・斎藤茂・根岸潔・米澤正弘・山本和彦・藤井英一・坪内秀樹・宮下治・相場博明・馬場勝良・青野宏美・榊原雄太郎との研究論文「自然科(高等学校の総合化理科の新しい教育課程)の試み」が雑誌『地学教育』(第50巻、45-53ページ)に掲載される[14]。
  • 2001年 論文「岩石薄片の作り方と顕微鏡観察の仕方」を発表[13]。
  • 2002年 縣秀彦・小池邦昭との共同論文「中学校における恒星の多様性に関する学習の提案-ハッブル宇宙望遠鏡撮影画像を用いたHR図作成実習の評価-」が雑誌『地学教育』(第55巻、135-139ページ)に掲載される[14]。
  • 2003年3月 鎮西清高, 島崎邦彦, 木村龍治, 縣秀彦, 池田正, 大路樹生, 加藤昌典, James J. Mori, 坪田幸政, 饒村曜, 林慶一, 半田孝, 前川寛和, 吉岡一男, 吉川真と共に「高等学校 地学I」の気象分野を監修[14]。
  • 2009年2月 浅羽宏・岩藤英司・岡田仁・加藤康孝・鎌田正裕・川角博・金城啓一・小境久美子・坂井英夫・須藤俊文・羽仁克嘉・福地昭輝・藤田留美丸・堀井孝彦・宮内卓也・宮城政昭・宮崎達朗・吉野 正巳との共同紀要論文「教員養成・現職教員スキルアップのための理科教育講座の開発(プロジェクト研究)」が雑誌『東京学芸大学付属学校研究紀要』(第35巻、1-18ページ)に掲載される[1]。

出版[編集]

論文(共同論文も含む)[編集]

  • 「地質時代にみられる動物群の一斉大量絶滅 高等学校での取り扱いとその意義 (その1)」[13]
  • 「岩石分野に関する資質調査から得られたデータの一考察」[13]
  • 「地質時代にみられる動物群の一斉大量絶滅 高等学校での取り扱いとその意義 (その2)」[13]
  • 「地学は学校教育の中でどのように扱われてきたのかーー地学教育の目標や理念の歴史ーー」[14]
  • 「地質野外実習教材の視点」[14]
  • 「恐竜の生態を科学してみよう!-インタ-ネットCU-SeeMeを使った授業-」[14]
  • 「自然科(高等学校の総合化理科の新しい教育課程)の試み」[14]
  • 「岩石薄片の作り方と顕微鏡観察の仕方」[13]
  • 「中学校における恒星の多様性に関する学習の提案-ハッブル宇宙望遠鏡撮影画像を用いたHR図作成実習の評価-」[14]
  • 「理科教員養成のための大学教員と附属学校教員が連携した講義」(口頭発表)[22]

編著書[編集]

  • 「自然・理科の総合化と教師教育」[14]

雑誌[編集]

  • 『地学教育』(第39巻、209-216ページ)
  • 『地学教育』(第40巻、13-18ページ)
  • 『地学教育』(第47巻、21-30ページ)
  • 『地学教育』(第47巻、99-109ページ)
  • 『地学教育』(第49巻、45-53ページ)
  • 『地学教育』(第50巻、45-53ページ)
  • 『地学教育』(第55巻、135-139ページ)
  • 『地学教育』(第67巻、73-84ページ)

教科書[編集]

  • 高等学校 地学I(2003年度版)

その他[編集]

  • 日学選書9「21世紀の教育内容にふさわしいカリキュラムの提案」(459-465ページ)

テレビ[編集]

  • NHK高校講座 地学基礎 - 監修・講師(2013年 - )

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ↑ a b c 日本放送協会 (2026-09-01) (日本語), NHK高校講座 地学基礎, https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-ZV4YLPV3W3 2026年8月25日閲覧。 
  2. ↑ kikiki (2026年8月24日). “NHK高校講座 地学基礎「火成岩」8月25日|火山岩・深成岩と結晶の大きさ|8/25 10:40 – キニナル” (日本語). 2026年8月28日確認。
  3. ↑ “sss99”. www.gakugei-hs.setagaya.tokyo.jp. 2026年8月27日確認。
  4. ↑ “[実験を通して見いだす力を育む授業設計](地学)実験・観察を取り入れた地学基礎の授業ー探究の過程や1 to 1 の活用を重視してー|東書Eネット”. ten.tokyo-shoseki.co.jp. 2026年8月26日確認。
  5. ↑ “教育実習|東京都市大学付属中学校・高等学校” (日本語). www.tcu-jsh.ed.jp. 2026年8月26日確認。
  6. ↑ “東京学芸大学附属高等学校地学”. www.ne.jp. 2026年8月27日確認。
  7. ↑ ““IT授業”実践ナビ ~授業でITを使ってみませんか~”. www2.japet.or.jp. 2026年8月30日確認。
  8. ↑ “sss99”. www.gakugei-hs.setagaya.tokyo.jp. 2026年8月28日確認。
  9. ↑ “気象庁 | 気象業務はいま 2015 | 第1部 気象業務の現状と今後 | 1章 国民の安全・安心を支える気象情報”. www.jma.go.jp. 2026年8月30日確認。
  10. ↑ “フューチャーアース・スクール | NPO法人地学オリンピック日本委員会”. jeso.jp. 2026年8月27日確認。
  11. ↑ “幹事 | 稲門地学会” (日本語). 2026年8月28日確認。
  12. ↑ “ファンスプリング通信 Drums科田中義洋さん、「NHK高校講座 地学基礎」に出演です!”. funspring.blog.fc2.com. 2026年8月30日確認。
  13. ↑ a b c d e f g h “nkysdb: 田中 義洋”. staff.aist.go.jp. 2026年8月26日確認。
  14. ↑ a b c d e f g h i j k l m n “松川正樹”. www2.u-gakugei.ac.jp. 2026年8月26日確認。
  15. ↑ “地学教育” (日本語). www.jstage.jst.go.jp. 2026年8月28日確認。
  16. ↑ “平成27年度 日本理化学協会役員”. www.nirika.jp. 2026年8月26日確認。
  17. ↑ “フューチャーアース・スクール | NPO法人地学オリンピック日本委員会”. jeso.jp. 2026年8月27日確認。
  18. ↑ “気象庁 | 気象業務はいま 2015 | 第1部 気象業務の現状と今後 | 1章 国民の安全・安心を支える気象情報”. www.jma.go.jp. 2026年8月26日確認。
  19. ↑ “O-01”. www.jpgu.org. 2026年8月28日確認。
  20. ↑ “東京書籍 (大路 樹生、前川 寛和 ほか) (2022, 2023) 地学基礎 | yuku kawa” (日本語) (2025年4月22日). 2026年8月28日確認。
  21. ↑ “東京都市大学付属中学校・高等学校” (日本語). www.tcu-jsh.ed.jp. 2026年8月27日確認。
  22. ↑ “理科教員養成のための大学教員と附属学校教員が連携した講義(教員養成,一般研究発表(口頭発表))”. cir.nii.ac.jp. 2026年8月27日確認。