海上国道

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海上国道(かいじょうこくどう)とは、海上部分を含めて一つの道路となる国道のことを指す。ひとつの国道としてなされているが、海上に線を引いているため、フェリーなどを活用しないと移動できないことが多い。しかし、必ずフェリー航路があるとも言えず、名目上だけでつながっていないところも存在する。多くの場合、海上国道とは国道全体ではなく海上区間だけを指す。

概要[編集]

国土交通省規定では、道路や橋が存在しなくともフェリーなどによって1つの交通系統であると判断した場合、国道に指定するとしている。しかし、フェリーの運営はほとんどが公営ではなく民営で、海上“国”道ではあるが国から海上国道であることを理由とした補助金などの補助を受けていない。

海上国道一覧[編集]

山口県下関市から福岡県北九州市までの関門海峡が海上区間。関門国道トンネル、関門橋が存在している。
千葉県富津市から神奈川県横須賀市までの浦賀水道が海上区間。この区間は東京湾フェリーで移動できるほか、東京湾口道路構想が存在している。
兵庫県明石市から兵庫県淡路島までの明石海峡と、兵庫県南あわじ市から徳島県鳴門市までの鳴門海峡が海上区間。これらの区間は両方において神戸淡路鳴門自動車道(明石海峡大橋・大鳴門橋・撫養橋)で移動できるほか、明石海峡では淡路ジェノバラインが就航している。
岡山県玉野市から香川県高松市までの瀬戸内海備讃瀬戸が海上区間。かつては鉄道連絡船宇高航路をはじめとするフェリーが就航していたが、現在の海路便は直島で乗り換える四国汽船が就航している。瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)が一般的に利用される。
愛知県田原市から三重県鳥羽市までの伊勢湾が先行指定の国道259号と重複する海上区間で、伊勢湾フェリーが就航しているほかに三遠伊勢連絡道路(伊勢湾口大橋)の構想がある。
熊本県宇城市から長崎県島原市までの島原湾が海上区間。三角島原フェリーが存在したが不採算により廃止された。
鹿児島県鹿児島市から種子島、奄美大島を中継して沖縄県国頭村までが海上区間。海上国道としては日本最長を誇る。鹿児島商船、コスモラインが就航するが、種子島と奄美群島を結ぶ航路は無い。
愛媛県伊方町から大分県大分市までの豊後水道が海上区間で近鉄グループの国道九四フェリーが就航。
鹿児島県鹿児島市桜島港から鹿児島県鹿児島市鹿児島港までの鹿児島湾が海上区間で鹿児島市運営の桜島フェリーが就航。
三重県鳥羽市から愛知県田原市までの伊勢湾が海上区間で伊勢湾フェリーが就航。
三重県志摩市の御座漁港から三重県志摩市の浜島港までが海上区間。
鹿児島県指宿市から鹿児島県南大隅町までの鹿児島湾が海上区間。国道448号と重複。
北海道函館市から青森県大間町までの津軽海峡が海上区間で津軽海峡フェリーが就航。国道338号との重複区間。
青森県外ヶ浜町から北海道福島町までの津軽海峡が海上区間。過去にはフェリー連絡があった。
愛媛県今治市から芸予諸島を経由し広島県尾道市までの瀬戸内海が海上区間。西瀬戸自動車道が存在する。
長崎県長崎市から熊本県苓北町までの天草灘が海上区間。苓北観光汽船が就航。
北海道函館市から青森県大間町までの津軽海峡が海上区間で津軽海峡フェリーが就航。国道279号との重複区間。
新潟県新潟市から新潟県佐渡市を経由し新潟県上越市まで佐渡海峡に海上区間が存在する。佐渡汽船が就航。
長崎県対馬市から壱岐市を通り佐賀県唐津市までのルートで九州郵船が就航。
長崎県五島市から上五島町を経て佐世保市までの五島灘が海上区間で九州商船、美咲海送が就航。
熊本県長洲町から長崎県雲仙市、長崎県南島原市から熊本県天草市、天草市から鹿児島県阿久根市が海上区間。有明フェリー、島鉄フェリー、三和商船が就航。

沖縄県石垣市から宮古島市を経て那覇市までが海上区間。

神奈川県川崎市から千葉県木更津市までが海上区間。東京湾アクアラインが存在。
兵庫県姫路市から香川県小豆島町、土庄町を経て高松市までの区間。小豆島フェリーが就航。
愛媛県松山市から山口県周防大島町までの区間。周防大島 松山フェリーが就航。
鹿児島県指宿市から鹿児島県南大隅町までの鹿児島湾が海上区間。国道269号と重複。
島根県松江市から西ノ島町を経由し隠岐の島町までの区間。隠岐汽船が就航。
広島県呉市から呉市倉橋島、江田島市を経て広島市までの区間。江田島市企業局、上村汽船、瀬戸内シーラインが就航。
長崎県長崎市から鹿児島県阿久根市までの区間。