東武啓志線
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啓志線(けいしせん)は、上板橋駅とグラントハイツ駅を結んでいた東武鉄道の鉄道路線。
概要[編集]
太平洋戦争中に上板橋駅から分岐して陸軍第一造兵廠構内までを結んでいた貨物線を、戦後GHQが接収した成増飛行場跡まで延伸した路線。成増飛行場は駐留アメリカ軍の宿舎であるグラントハイツの敷地となり、その建設物資や完成後の旅客輸送に用いられた。ただし旅客輸送が行われたのは1947年(昭和22年)から翌年までの極めて短い期間だったという。
路線名は人名に由来する。グラントハイツ建設工事責任者だったヒュー・ボイド・ケイシー中尉またはその父親で進駐軍工兵部門トップのヒュー・ジョン・ケイシー少将が由来とされる。
1959年(昭和34年)7月に廃線。廃線後の鉄道施設は陸上自衛隊第101建設隊が撤去工事を行った。
車両・運行状況[編集]
- 旅客列車
- 国鉄から借り受けたキハ41000形ガソリンカーがおよそ30分間隔で池袋駅との間を結んでいた。
- 貨物列車
- 池袋駅と北池袋駅の間にあった西山信号所で国鉄線から東武線へと入り、グラントハイツ駅まで向かっていた。
接続路線[編集]
東武鉄道の鉄道路線 |