国鉄MT54形主電動機
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国鉄MT54形主電動機とは、日本国有鉄道が開発した主電動機である。
概要[編集]
従来、国鉄の新性能電車の主電動機にはMT46が使われていたが、これは全電動車編成を組む前提の性能で、制御車や付随車を含む編成を組成する場合には性能が低すぎたため、より出力の高い主電動機が必要となった。そこで開発されたのがMT54である。1963年に登場した国鉄165系電車で初採用され、近郊形から特急形まで様々な車両に使われた。
派生として冷却ファンの構造を変更したMT54B、MT54Bのネジ形状を変更したMT54Dと冷却方式を他力通風形としたMT54A、MT54Aのネジ形状を変更したMT54Eが存在する。
なお、よく爆音と言われているが、これは冷却ファンのせいであり、他力通風形のMT54AやMT54Eに爆音は見られない。また、爆音がするのもMT54BとMT54Dのみで、無印のMT54は甲高い音を発する。
私鉄用の同型として、日立製作所製の「HS-836-Frb」が存在する。
採用された鉄道車両[編集]
MT54・MT54B・MT54D[編集]
- 国鉄113系電車
- 国鉄115系電車
- 国鉄117系電車
- 国鉄165系電車
- 国鉄167系電車
- 国鉄169系電車
- 国鉄181系電車
- 国鉄183系電車
- 国鉄185系電車
- 国鉄189系電車
- 国鉄191系電車
- 国鉄193系電車
- 国鉄403系電車・国鉄423系電車
- 国鉄413系電車
- 国鉄415系電車
- 国鉄419系電車
- 国鉄443系電車
- 国鉄453系電車・国鉄473系電車
- 国鉄455系電車・国鉄475系電車
- 国鉄457系電車
- 国鉄481系電車
- 国鉄483系電車
- 国鉄485系電車
- 国鉄489系電車
- 国鉄495系電車
- 国鉄581系電車
- 国鉄583系電車
- 国鉄715系電車
- 国鉄717系電車
- JR東日本107系電車 - 165系から機器流用
- 国鉄123系電車 - JR東海車のみMT46Aから交換
- 国鉄145系電車 - JR西日本車のみMT46Aから交換
- 国鉄471系電車 - JR西日本車のみMT46Aから交換
- えちぜん鉄道MC6001形電車 - 113系発生品を流用
- えちぜん鉄道MC6101形電車 - 113系発生品を流用