国鉄581系電車

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国鉄581系電車(こくてつ581けいでんしゃ)とは、日本国有鉄道が設計・開発した交直両用特急形寝台電車である。

概要[編集]

1967年(昭和42年)に登場した。交流電源は60Hzのみ対応で、50Hzは非対応である。翌年から50Hzと60Hzの両方に対応した国鉄583系電車が開発されたため、早々に製造を終了した。なお、付随車と制御車は形式上581系のまま製造されたものの、クハネ583形は例外である。分割民営化前に全車が他系列に改造あるいは廃車されているため、581系のままJRに継承された車両はたったの1両も存在しない。

形式[編集]

モハネ580形[編集]

モハネ580-1~モハネ580-12が製造された。

モハネ581形[編集]

モハネ581-1~モハネ581-12が製造された。

クハネ581形[編集]

クハネ581-1からクハネ581-9までが581系として製造された。10以降は583系として製造。

サハネ581形[編集]

サハネ581-1からサハネ581-12までが581系として製造された。13以降は583系として製造。

サシ581形[編集]

サシ581-1からサシ581-5までが581系として製造された。6以降は583系として製造。

改造車[編集]

モハネ581全車、モハネ580全車、クハネ581-1~クハネ581-8、サハネ581-1、サハネ581-2、サハネ581-4、サハネ581-6、サハネ581-8、サハネ581-11は国鉄715系電車0番台に改造された。

クハネ581-9、サハネ581-3、サハネ581-5、サハネ581-7、サハネ581-10は国鉄715系電車1000番台に改造された。

サハネ581-9、サハネ581-12は国鉄419系電車に改造された。

廃車[編集]

581系として製造されたサシ581形は全車が国鉄時代のうちに廃車となった。

保存車[編集]

クハネ581-8が九州鉄道記念館に保存されている。なお、一度クハ715-1となっているため、外装のみ復元された状態となっている。

サシ581-3が民間保存されている。

☆彡夜行列車☆彡
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