ミンスク
ナビゲーションに移動
検索に移動
ミンスクとは、ベラルーシの首都である。ベラルーシの中央部にあるミンスク州に属するとされることもあるが、どこにも属さない市とされることが多い。
概要[編集]
人口は190万人で、福岡市よりは少し多い。主に市内ではロシア語が話されている。ベラルーシ語はあまり話されない。
旧ソビエト連邦の英雄都市の一つである。未だに大きく「英雄都市 ミンスク」という看板が書かれている。
交通[編集]
3路線の地下鉄と8系統の市電(トラム)が存在する。バスに関してはトロリーバスが約70、通常のバスが約100系統運行されている。
市外への交通[編集]
ミンスク中央駅からは、ポーランドやウクライナ、ラトビアとつながっている路線が出ている。
ミンスク・ナショナル空港では、7ヶ国ほどの航空会社の飛行機に搭乗することが可能である。
町並み[編集]
ソ連時代の面影を強く残しており、独立広場にはレーニン像やソ連のエンブレムが残っている。
国会議事堂はとても古く、1940年代のナチス・ドイツのソビエト侵攻時の写真にもミンスクの国会議事堂が写っている。
その独立広場の近くには、カトリックの教会がある。おそらく、ポーランド領だった時代も長いので、西欧の文化が移ってきているものと思われる。
旧市街にも西欧と思えるような町並みがある。ちなみに旧市街にはベラルーシで唯一のストリートビューがある。
ザ・キャピタル・モールはベラルーシ随一のショッピングモールであり、日本商品も多く並んでいる。
町のはずれには、人があまり歩いていない。
北東部には、ユニークな建築であるベラルーシ国立図書館が存在する。
歴史[編集]
- 1067年 - ミンスクの名が初めて確認される。これを建都の年としている。
- 1101年 - ミンスク公国が発足する。
- 1242年 - リトアニア大公国に併合される。
- 1413年 - ポーランド・リトアニア共和国が発足したため、ポーランド・リトアニア共和国の年となる。
- 1441年 - ミンスクが市と公認される。
- 1654年 - ロシアのツァーリがミンスクを支配する。
- 1667年 - ポーランドによってミンスクが奪還される。
- 1793年 - ポーランド分割により、ロシアに併合される。
- 1812年 - フランス軍が一時的に占領する。
- 1919年 - ミンスクが一時的にポーランドに占領される。
- 1920年 - 白ロシア・ソビエト社会主義共和国の首都となる。
- 1944年 - ナチス・ドイツ軍により市街がほぼ完全に破壊される。
- 1972年 - 人口が100万人を突破する。
- 1974年 - ソビエト政府により英雄都市の称号が与えられる。
- 1986年 - チェルノブイリ原子力発電所事故が発生したことにより、南部から多くの住民が移り住む。
- 1991年 - ベラルーシが独立し、ミンスクがベラルーシの首都となる。
地理[編集]
気候[編集]
亜寒帯湿潤気候である。最高気温記録は35℃で、最低気温記録は-39℃。
周辺[編集]