フード・ユニット
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フード・ユニット(米: Hood unit)は、車体構造を基準とした機関車の分類の一つである。
概要[編集]
フード・ユニットは主にアメリカで用いられる分類である。基本的に一つのキャブと、それよりも細いフード(取り外し可能なエンジンカバー)を持ち、車体強度を台枠に依存する機関車を指す。ほとんどの場合、フードの両脇には通路を兼ねたデッキがある。
この構造では、運転台を移動せずとも前後の視界を確保することができるため、ロード・スイッチャー的運用に向いておりディーゼル機関車に多い。少数ではあるが電気機関車にも見受けられる。
また、日本語を話す鉄道ファンの間において、フード・ユニットのうち特にフードの高いスタイルの機関車は「アメロコ」と通称されることが多い。
例[編集]
これらはあくまでも一例である。
アメリカ[編集]
ディーゼル機関車[編集]
- ALCO C424
- ALCO RS-3
- ALCO RS-27
- ALCO RSD-12
- EMD SD7
- EMD SD9
- EMD SD40-2
- EMD GP9
- EMD GP35
- GE Dash 8
- GE U25B
- GE U30C
- GE エボリューション・シリーズ
電気機関車[編集]
インド[編集]
インドネシア[編集]
カザフスタン[編集]
- 2ТЭ10МКкн形 - 2ТЭ10系をGE製機器で更新
- CKD6S形
台湾[編集]
- R0型 - 日本国鉄DF91形(初代)と同型
- R20型 - EMD G12
- R100型 - EMD G22U
- R150型 - EMD G22CU
- R180型 - EMD G22CU-2
- S200型 - EMD GA8
- S300型 - EMD GA8
中国[編集]
チェコ・スロバキア[編集]
日本[編集]
- DD12形 - 元米陸軍8500形(GE 47t機)
- DD14形
- DD40形
- DD41形
- DF91形 (初代)
- DE60形 (太平洋石炭販売輸送) - GE U10B
- アメリカンスタイルでないもの
- 以下は定義上フード・ユニットに分類されると考えても良いと思われるが、「キャブが中央にある」「フードがかなり低い」などアメリカのそれとはスタイルが大きく異なる点に注意が必要である。この部類の私鉄車は種類が多すぎるため掲載しない。
ポーランド[編集]
ルーマニア[編集]
- 80形・81形 - FAUR LDH125
- 87形 - FAUR L45H
ロシア[編集]
- ТЭ114形
- ТЭМ2形
- ТЭМ7形
- ТЭМ15形
- ТЭМ18形
- ТГМ4形
- ЧМЭ2形 - チェコスロバキア国鉄T435形と同型
- ЧМЭ3形 - チェコスロバキア国鉄T669形と同型
- 2ТЭ10МПGE形 - 2ТЭ10系をGE製機器で更新