ティコ・ブラーエ問題

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ティコ・ブラーエ問題とは、デンマークの天文学者Tycho Braheの名前が、当時の発音とは異なって、様々に表記・発音されている問題である。

16世紀デンマーク語に近い発音[編集]

Tycho Braheは、生後にラテン語のTYcho Braheに改名した。 16世紀のデンマーク語は、現代より母音が少し違うが、復元すると概ね次のようになる。[ˈtsiːko ˈbraːə]のようになる。日本語では「ツィーコ・ブラーエ」。現代デンマーク語では「テュコ・ブラー」[1]。"h"はほぼ聞こえない。

学術ラテン語での読み(16世紀の学者)[編集]

当時のヨーロッパの学者は論文をラテン語で書きました。彼も出版ではラテン語形を使います。名前の綴りは同じTycho Braheですが、ラテン語式に読むと[ˈtyːkʰo ˈbraːhe]。日本語にすると「テュコ・ブラーヘ」。 実は ヨハネス・ケプラー は彼の名前をラテン語文書で Tycho Brahe と書きつつ、発音はドイツ語風に読んでいた可能性が高いと言われている。天文学史では有名なTycho を “ティコ”と読むのは実はかなり日本独特という話もある。世界ではかなり違う読みが普通。

現在の英語圏では「タイコー・ブラーヒ」、または「タイコ・ブラーイ」。

表記の変遷[編集]

年月 表記 書籍名 執筆者 備考
1978.2.15 ティホ・ブラーエ 「天文・宇宙の辞典」P.398 広瀬秀雄 恒星社
1986.7 ティコ 「天文学辞典」奥付 鈴木敬信 地人書館
2024 ティコ 「天文年鑑」2024年版 P.376 渡辺和郎 誠文堂新光社
2025 ティコ 「星空年鑑」2025年版 P.108 アストロアーツ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. [ 「固有名詞発音辞典」P.xxx]