ソンボル
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ソンボル(セルビア語:Сомбор/Sombor、ハンガリー語:Zombor(ゾンボル))とはセルビア北部のヴォイヴォディナ自治州の都市である。2022年の国勢調査によると人口は41,814人でヴォイヴォディナ自治州では5番目に人口が多い。ソンボルはセルビア最北西部に位置しクロアチアとハンガリーと国境を接している。
ソンボルは汎ヨーロッパ回廊7号線と10号線の間に位置している。セルビア共和国国防省の計画では市街市から7kmしか離れていないことからソンボル軍用飛行場を民間交通用にすることを想定している。ソンボルは教育学部を始めとする教育機関が充実していることで知られている。
歴史[編集]
14世紀にハンガリーのコーボル家の領地にコーボル・サン=ミカエル卿領の小さな町が発展した。当初ソンボルはこの領主の名前にちなんだコーボル・サン=ミカエルという名前になった。1541年にコーボル・サン=ミカエルはオスマン帝国に占領された。オスマン帝国はコーボル・サン=ミカエルからソンボルに名称を変更した。ソンボルは城塞と多くの鍛冶屋がある大きな町だった。住民の大半はセルビア人で少数ハンガリー人がいた。1687年にソンボルはオーストリア帝国に占領された。ソンボルは第一次世界大戦後、セルビア・タミス・バナト王国の一部として、セルビア人・クロアチア人・スロベニア人王国(後のユーゴスラビア)の一部となった。