スカニア
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スカニア(Scania Aktiebolag, Scania AB, Scania)とは、スウェーデンのストックホルム県に本社を置くトラック・バス・産業用ディーゼルエンジンを主力商品とする企業である。
大型トラックではダイムラー・ボルボに次ぐ世界第3位の規模を誇り、生産車両の9割以上が国外輸出向けという点が特徴である。日本でもトラックやバスでスカニア製車両を導入している所がある。
日本におけるスカニア[編集]
2002年(平成14年)に日野自動車と提携し、スカニア製トレーラーヘッドを日野が日本市場向けに仕様変更したものを「日野スカニア」として販売していた。提携関係は2011年(平成23年)に解消されたが、2009年(平成21年)に日本法人となる「スカニアジャパン株式会社」が設立され、同社による輸入・販売がスタートしている。
- トラック
主にトレーラーヘッド中心だが、名古屋市消防局にはスカニア製シャーシにドイツ・マギルス社が架装したはしご車が納入されている他、トラックシャーシも販売されている。
宇部興産が自社の宇部伊佐専用道路用に導入したロードトレインのヘッドもまたスカニア製である。
- バス
連節バスと2階建てバスの導入例が多く、特に2016年(平成28年)登場の2階建てバスアストロメガは欧州仕様よりもやや車体サイズを小さくして日本の法規制に適合させたモデルを開発・販売していた。前述の2車種の他に都営バスが導入したフルフラットノンステップバスもスカニア製である。
なおスカニア社は自社でバス車体の製造も行っているが、日本市場向けは原則としてバンホール(同社破産以降はVDL社)またはボルグレン製の車体を架装している。