ビートルズ
ビートルズ(英語:The Beatles)はすでに解散したイギリスの伝説のロックバンド[1]。世界の洋楽史上に多大なる影響を与えた。
概要[編集]
イギリスでポール・マッカートニー、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターによって結成された。後から本当のメンバーや5人目のメンバーが出てきたりとかしましいがここでは無視する。
経緯は不明だが対日公演の時点でビッグバンドになっていた。来日公演は1966年の6月29日。場所は武道館。
1966年の8月にライブを中止してレコーディングにいそしみ1967年6月以降斬新な音楽を作り続け1970年に解散した[2]。
その後メンバーはソロ活動を続けていた。1980年12月8日、NYにてジョン・レノンは暗殺された。
2023年の11月2日に配信された最後の新曲『ナウ・アンド・ゼン』が54年ぶりに全英のチャートで1位にランクインした[3]。
略歴[編集]
結成[編集]
1957年3月、レノンがスキッフル・バンド「クオリーメン」を結成する。同年7月6日にセント・ピーターズ教会が開催したガーデン・パーティーでのクオリーメンの演奏をマッカートニーが観た。マッカートニーは友人・アイヴァン・ボーンに紹介されレノンに面会した。その後、マッカートニーは参加を決める。1958年2月6日にマッカートニーに紹介されたハリスンがクオリーメンと出会う。ハリスンは、レノンに認められ、バンドに採用される。しかし、1959年に他メンバーは次第に辞めていき、メンバーはレノン、マッカートニー、ハリスンだけになる。同年10月、バンド名を「ジョニー&ザ・ムーンドッグス(The Johnny and The Moondogs)」となった。
1960年1月、レノンに誘われたサトクリフがバンドに加入し、同年4月にレノンとサトクリフが新たなバンド名にビートルズを提案するが、バンド名を「ロング・ジョン&シルヴァー・ビートルズ(The Long John and Silver Beetles)」に改名する。5月にロンドンの新しいソロシンガーのバックバンドを務めるオーディションに参加し、合格する。その後、巡業が続いた。そして、ビートルズに改名。トニー・ムーアが参加したが、脱退する。その後、リンゴ・スターが代役として参加していた。
デビュー[編集]
1962年10月5日にシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」でデビューし、最高位17位を記録。1963年1月11日にシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」が『メロディ・メイカー』誌1963年3月2日付けのシングル・トップ50で1位。同年4月26日に初となるアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』を発売し、5月11日付けでチャート第1位。
世界進出[編集]
アメリカでの人気がイマイチであったため、ヴィージェイ・レコードやスワン・レコードなどEMIが英国での配給権を取得している小さなレーベルと契約してレコードを販売した。その後『ライフ』誌や『ニューズウィーク』誌によって報道され、ラジオのディスク・ジョッキーがビートルズの楽曲を放送。するとビートルズはアメリカでも知名度を高め、キャピトルによるレコード発売が決定した。シングル『キャント・バイ・ミー・ラヴ』がアメリカの予約だけで210万枚に達した。アメリカツアーも行う。
1964年にアルバム『ビートルズ・フォー・セール』をリリースし、日本でも人気を獲得する。1966年6月30日から7月2日にかけて唯一の日本公演が行われた。同年8月29日にキャンドルスティック・パークにて開催されたサンフランシスコ公演を以て終了した。しかし、メンバーの体調面や私生活が懸念されるようになる。1969年9月に『アビイ・ロード』を1970年5月に『レット・イット・ビー』をリリースした。
解散[編集]
1970年4月10日にポール・マッカートニーが脱退し、事実上解散。
ディスコグラフィ[編集]
オリジナル・アルバム[編集]
| 発売日 | 邦題 | 原題 | 最高位 |
|---|---|---|---|
| 1963年3月22日 | プリーズ・プリーズ・ミー | Please Please Me | 1 |
| 1963年11月22日 | ウィズ・ザ・ビートルズ | With The Beatles | 1 |
| 1964年7月10日 | ハード・デイズ・ナイト | A Hard Day's Night | 1 |
| 1964年12月4日 | ビートルズ・フォー・セール | Beatles For Sale | 1 |
| 1965年8月6日 | ヘルプ! | Help! | 1 |
| 1965年12月3日 | ラバー・ソウル | Rubber Soul | 1 |
| 1966年8月5日 | リボルバー | Revolver | 1 |
| 1967年6月1日 | サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド | Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band | 1 |
| 1968年11月22日 | ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム) | The Beatles | 1 |
| 1969年1月13日 | イエロー・サブマリン | Yellow Submarine | 3 |
| 1969年9月26日 | アビイ・ロード | Abbey Road | 1 |
| 1970年5月8日 | レット・イット・ビー | Let It Be | 1 |
シングル(イギリス盤)[編集]
| 発売日 | 邦題 | 原題 | 最高位 |
|---|---|---|---|
| 1962年10月5日 | A. ラヴ・ミー・ドゥ B. P.S.アイ・ラヴ・ユー |
A. Love Me Do B. P.S. I Love You |
17 |
| 1963年1月11日 | A. プリーズ・プリーズ・ミー B. アスク・ミー・ホワイ |
A. Please Please Me B. Ask Me Why |
2 |
| 1963年4月12日 | A. フロム・ミー・トゥ・ユー B. サンキュー・ガール |
A. From Me to You B. Thank You Girl |
1 |
| 1963年8月23日 | A. シー・ラヴズ・ユー B. アイル・ゲット・ユー |
A. She Loves You B. I'll Get You |
1 |
| 1963年11月29日 | A. 抱きしめたい B. ジス・ボーイ |
A. I Want To Hold Your Hand B. This Boy |
1 |
| 1964年3月20日 | A. キャント・バイ・ミー・ラヴ B. ユー・キャント・ドゥ・ザット |
A. Can't Buy Me Love B. You Can't Do That |
1 |
| 1964年7月10日 | A. ア・ハード・デイズ・ナイト B. 今日の誓い |
A. A Hard Day's Night B. Things We Said Today |
1 |
| 1964年11月27日 | A. アイ・フィール・ファイン B. シーズ・ア・ウーマン |
A. I Feel Fine B. She's a Woman |
1 |
| 1965年4月9日 | A. 涙の乗車券 B. イエス・イット・イズ |
A. Ticket to Ride B. Yes It Is |
1 |
| 1965年7月23日 | A. ヘルプ! B. アイム・ダウン |
A. Help! B. I'm Down |
1 |
| 1965年12月3日 | A. デイ・トリッパー A. 恋を抱きしめよう (両A面) |
A. Day Tripper A. We Can Work It Out |
1 |
| 1966年6月10日 | A. ペイパーバック・ライター B. レイン |
A. Paperback Writer B. Rain |
1 |
| 1966年8月5日 | A. イエロー・サブマリン A. エリナー・リグビー (両A面) |
A. Yellow Submarine A. Eleanor Rigby |
1 |
| 1967年2月17日 | A. ストロベリー・フィールズ・フォーエバー A. ペニー・レイン (両A面) |
A. Strawberry Fields Forever A. Penny Lane |
2 |
| 1967年7月7日 | A. 愛こそはすべて B. ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン |
A. All You Need Is Love B. Baby, You're a Rich Man |
1 |
| 1967年11月24日 | A. ハロー・グッドバイ B. アイ・アム・ザ・ウォルラス |
A. Hello, Goodbye B. I Am the Walrus |
1 |
| 1968年3月15日 | A. レディ・マドンナ B. ジ・インナー・ライト |
A. Lady Madonna B. The Inner Light |
1 |
| 1968年8月30日 | A. ヘイ・ジュード B. レボリューション |
A. Hey Jude B. Revolution |
1 |
| 1969年4月11日 | A. ゲット・バック B. ドント・レット・ミー・ダウン |
A. [Get Back B. Don't Let Me Down |
1 |
| 1969年5月30日 | A. ジョンとヨーコのバラード B. オールド・ブラウン・シュー |
A. The Ballad of John and Yoko B. Old Brown Shoe |
1 |
| 1969年10月31日 | A. サムシング A. カム・トゥゲザー (両A面) |
A. Something A. Come Together |
4 |
| 1970年3月6日 | A. レット・イット・ビー B. ユー・ノウ・マイ・ネーム |
A. Let It Be B. You Know My Name |
2 |
トリビア[編集]
その影響が大きかったせいなのかビートルズの出した曲を集めて一曲にしたレコードが2枚出てる。 ひとつは『ビートルズな~んちゃって』(演:カフェ・クリーム)もう一つが『ショッキングビートルズ45』(演:スターズ・オン)である。
またプロモーション上第二のビートルズをうたうグループもいてザ・ナックが有名どころではある。
作家の遠藤周作は得意のユーモラスな筆致でビートルズの来日公演をエッセイに書いていた。
ビートルズのコンサートで失神者がでたという噂があったが、水曜日のダウンタウンの検証の結果、否定された。
ビートルズのパロディバンドとしてはラトルズがおり、名前をもじったアイドルグループとしては元メンバーの山田隆夫が半世紀経っても笑点で紅白出場をネタにしているずうとるびがある。
脚注[編集]
- ↑ Fab4とも呼ばれる。fab < fabulous(素晴らしい)
- ↑ amass 「ビートルズの革命 完全版」 NHK総合『映像の世紀バタフライエフェクト』12月30日放送2023年12月3日閲覧
- ↑ UNIBERSAL MUSIC JAPAN 最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」54年振りとなる全英1位獲得2023年12月3日閲覧。
外部リンク[編集]
- 日本公式サイト
- The Beatles(@thebeatles) - 𝕏(旧:Twitter)
- ザ・ビートルズ 日本レーベル公式(@usm_thebeatles) - 𝕏(旧:Twitter)
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