TOHOKU EMOTION

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列車全体がレストラン空間
東北レストラン鉄道

TOHOKU EMOTIONとは、2013年よりJR東日本にて運転されているのってたのしい列車の1つ。

鉄道車両で唯一「キクシ」の形式記号が付番されている車両である。

概要[編集]

  • 三陸の海が車窓に広がる八戸線にて運行しており、「走るレストラン」をキャッチフレーズとしている。この他にも、デザインやアートなど様々な魅力が詰まっていることが特徴。
  • 食事は往路・復路でそれぞれランチコースデザートブッフェにて提供され、3ヶ月ごとに料理のレパートリーが変わる[注 1]。また、飲み物も種類が豊富で好きなだけ嗜むこともできるなど、細かい所作、楽しい仕掛けに心を配ったサービススタイルを目指している。

車両[編集]

  • キハ110系3両からの改造車(2両固定編成と1両編成)であり、全車700番台として付番されている[注 2]。このうち1・2号車にあたる車両はキハ111形・112形におけるセカンドナンバーであることが大きな特徴。
  • 種車はそれぞれ釜石線急行用と小海線普通列車用と、それぞれの経歴が異なっている。

1号車[編集]

2号車[編集]

3号車[編集]

沿革[編集]

  • 2013年2月に、JR東日本から八戸線の観光列車を名目に導入予定を発表。同年10月に運転を開始した。
  • 当初は2014年3月末まで運転されたが、好評だったために同年9月までの運転日を反映。その後は半年ごとに運転日を更新している。
  • 2020年には、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い7月までの運休・オーダーによる提供などの感染防止策がとられた。

運用[編集]

  • 基本八戸線のみの運用のため、特別企画以外では八戸線以外の運用に就かない[注 9]
  • 停車駅は往路・復路で異なるが、このうち往路は終点までノンストップで運転する

停車駅[編集]

※復路のみ:本八戸駅 - 鮫駅 - 種差海岸駅

脚注[編集]

  1. 人気シェフによる東北の食材を使ったオリジナルメニューが提供される。また、「食のサーカス」という言葉をヒントに、年2回担当シェフが替わり、メニュー内容は4回替わるといった工夫をしている。
  2. とはいえ、種車がキハ110形キハ111形キハ112形であるため、全て701の番号となっている。
  3. 旧車番キハ111-2(釜石線用)。
  4. 全て海側に配置しており、八戸線沿線を代表する海岸を臨むことができる。
  5. 旧車番キハ112-2(釜石線用)。
  6. オープンキッチンのため、目の前で調理されていく瞬間を見ることができる。
  7. 旧車番キハ110-105(小海線用)。
  8. 海側は4人掛け、山側は2人掛けとなっている。
  9. 特別企画として走った路線は、青い森鉄道線三陸鉄道リアス線奥羽本線の3路線(うち2つは第3セクター鉄道)のみである。

関連項目[編集]

キハ100系及びキハ110系で運転されるのってたのしい列車