SLパレオエクスプレス

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SLパレオエクスプレスは、埼玉県を走る秩父鉄道が運行する蒸気機関車牽引の観光列車(臨時急行列車)。

1988年に運行を開始し、熊谷駅から三峰口駅までの秩父本線を走行する。沿線の自然や歴史的景観を楽しめることから、関東地方屈指のSL観光列車として親しまれている。

概要[編集]

  • 列車名の「パレオ」は、秩父地方にかつて生息していたとされる古代海獣「パレオパラドキシア」に由来。
  • 運行は主にからにかけての祝日を中心に行われ、特別イベントや季節の催しに合わせて臨時運行されることもある。

停車駅[編集]

熊谷駅 - ふかや花園駅[注 1] - 寄居駅 - 長瀞駅 - 皆野駅 - 秩父駅 - 御花畑駅 - 三峰口駅

車両[編集]

機関車は1987年にJR東日本から譲渡されたC58形363号機を使用している。
客車はデビュー当初旧形客車(主に43系)を使用していた。その後、2000年に12系5両(うち1両は部品取り車両)がJR東日本から譲渡。秩父鉄道にて改造が施され、旧形客車と入れ替わる形で運用に就き今に至っている。

沿革[編集]

  • そもそも、SLパレオエクスプレスの運転はあくまで熊谷市で開催された'88さいたま博覧会の開催を記念したものであり、期間も博覧会開催期間限定であった。しかしながら、利用者からの好評が多かったために継続して運転することになった。
  • 先述のとおり運転開始当初は旧形客車を使用していたが、2000年からは12系4両編成[注 2]で運行されることに。尚、2012年には塗装変更や内装の更新工事が行われている[注 3]
  • しかし、2012年8月に広瀬河原車両基地にて機関車が脱線してしまい、2013年の運転再開までデキ100形デキ200形などの電気機関車で運行された。
  • その後アニメゲームなどとコラボしたり、夜行列車として運転されたりと、数々のイベントを行い今に至っている。

脚注[編集]

  1. 2022年10月以前は武川駅
  2. 車両番号は1号車から順にスハフ12 102(旧車番スハフ12 152)、オハ12 112(旧車番オハ12 32)、オハ12 111(旧車番オハ12 34)、スハフ12 101(旧車番スハフ12 149)。
  3. 外観は登場時■ダークグリーンだったが、運行25周年を記念して■赤茶色に変更された。車内の方もレトロ調な仕様に変更された。

関連項目[編集]