2025年大阪・関西万博
2025年大阪・関西国際博覧会(にせんにじゅうごねん おおさかかんさいこくさいはくらんかい)は、2025年の春から秋にかけ日本の大阪府大阪市此花区夢洲を中心として開催中の国際博覧会(万国博覧会)。略称は大阪・関西万博。
概要[編集]
先述のように、大阪市此花区の夢洲[注 1]と呼ばれる埋立地で行われる予定の国際博覧会である。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」である。開催地を決める際にはアゼルバイジャンなど他の候補地とともに審議へとかけられ、結果大阪での開催が決定した。
会場建設費1250億円。運営費は800億円。2020年東京オリンピック終了後すぐ準備を本格化すると政府が発表した。
開催に向けて工事は進捗し、マスコットキャラクターである「ミャクミャク」もデビューし、そのグロかわと称される見た目が注目を集め、現在はコアなファンも出ている。
一方、5月時点でアンゴラとネパールのパビリオンが未開館である。
名前の「大阪・関西」のとおり、この万博は大阪以外の関西地方への需要も想定されている。それも合わせると、経済効果は非常に大きいものとなる。また、万博開催にあたって行われたボランティアの募集には、大阪市民を中心として5万人以上の応募があった。
批評[編集]
大阪維新の会は万博の開催を公約に掲げ当選したなど、万博について意欲的な姿勢を持つ者が多い[注 2]。
しかし、Twitterやネット上では早くも「万博は失敗」とする主張が見受けられるようになった。これは工事期間が遅れ、予定通りのパビリオン開館が危ぶまれたことなどがマスメディアに取り上げられたためであった。また、2024年能登半島地震の影響もあり「万博を中止し、その費用を災害被災地復興に回せ」という主張もより加熱化した。しかし万博の延期はこれまでも頻発しており、また2020年東京オリンピックも1年延期して開催したことから、問題はないとされる。
むしろ国際行事である万博を中止するということは国際社会からの信頼を失うという見方もある。
そもそも、能登半島地震と万博を関連付けるのは詭弁が過ぎ、典型的な「中央依存」気質ともいえる。
フジテレビ[編集]
2025年、フジテレビの一連の不祥事により万博会場で行わる予定であったフジテレビ主催のイベントが中止となる。