16世紀
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テンプレート:前後世紀 16世紀(じゅうろくせいき)は、西暦1501年から西暦1600年までの100年間を指す世紀。
架空のできごと[編集]
事件[編集]
- 室町時代後期 - 東と北の間にあると言われるエミシの村に住む少年アシタカは、村を襲った祟り神を退治した際に、右腕に死の呪いを受けてしまう。その呪いは、何者かに鉛のつぶてを撃ち込まれ、憎しみから祟り神と化した巨大な猪(ナゴの守)によるものだった。アシタカはそのため村を後にし、呪いを解くためにも猪が来た西の地へと旅立つ(宮崎駿「もののけ姫」)。
- 1497年 - 1514年 - アメリゴ・ヴェスプッチの航海に同行したラファエル・ヒュトロダエウスが赤道南部のユートピア島に到達し、各地を回る(トマス・モア『ユートピア』)。
- 1524年 - フランス王フランソワ1世に娘ブランシュが弄ばれたため、道化師トリブレが王に復讐をしようとして悲劇が起こる(ヴィクトル・ユーゴー『王は愉しむ』)。
- 1540年 - ドイツ南西端の都市シュタウフェンで錬金術師ヨハン・ファウストが実験中に爆死しその身体は四散した。悪魔メフィストフェレスと契約をしていたために非業の最期を遂げたとされる(ドイツの「ファウスト伝説」。これがもとになりクリストファー・マーロウの戯曲『フォースタス博士』やゲーテの戯曲『ファウスト』が描かれる)。
- 1540年 - 宇宙人がついていた隕石が地球に衝突、衝撃で全ての宇宙人は死滅したが、一つの細胞が生き延び、その子孫が1879年、狼男となってヴィクトリア女王に襲いかかる(ドクター・フー)。
- 1547年 - 同じ10歳の少年であるヘンリー8世の王子エドワードと物乞いの少年トム・キャンティが、ひょんなことからそれぞれの地位と身分を交換し、それまで知らなかった新しい世界に目を開かれていく(マーク・トウェインの小説『王子と乞食』)。
- 1547年 - 陸上自衛隊第三特別実験中隊が人工磁場シールドの暴走事故により、2003年10月13日15時34分から演習場ごとタイムスリップしてくる(戦国自衛隊1549)。
- 1549年 - 陸上自衛隊ロメオ隊が第三特別実験中隊を追って2005年10月13日12時5分からタイムスリップしてくる。その74時間26分後、作戦成功により2005年10月16日16時31分へ帰還し、この時代から完全に姿を消す(戦国自衛隊1549)。
- 1500年代半ば - 戦国時代の丹波国の領主花房家は、家老の大館左馬之助一派の下剋上によって幼い忠文・小笹兄妹の2人を残して滅ぼされ、領民たちは砦の建設のために苦役を強いられることになってしまった。花房の兄妹は忠臣小源太の叔母で魔神の山の魔神阿羅羯磨(あらかつま)を鎮める巫女の信夫の下に身を寄せ、お家再興の機をうかがっていた。やがて魔人の山も大館一派が押し寄せることになり…(大映の映画「大魔神」)。
- 1550年代以降 - 果心居士はこの時代を代表する幻術師で、奈良の猿沢の池に散らした枯れ葉を魚に変えたり、洪水の幻影を人に見させたりしたと伝えられる。奈良多聞城主松永久秀の面前では、久秀の亡妻の幻霊を呼び寄せ、大いに畏怖させたという(愚軒『義残後覚』ほか。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康との交流の記事もある)。
- 1565年 - 松永大膳が天下を奪おうとして、将軍の母慶寿院と画師雪舟の孫で雪村の娘に当たる雪姫を金閣寺に幽閉する。大膳は雪姫に愛妾になるよう迫る。絶体絶命の最中、桜の木に縛られた雪姫は祖父譲りの画力で爪先で鼠の絵を書いていく(歌舞伎狂言『祇園祭礼信仰記(金閣寺)』)。
- 1585年 - 天正遣欧使節の一員としてピサを訪れた千々石ミゲルがトスカーナ大公妃ビアンカ・カッペッロと結ばれる。その2人から生まれた子供が「黒死舘」で名高い降矢木算哲の先祖である(小栗虫太郎の探偵小説『黒死館殺人事件』)。
- 1585年以降 - 神聖ローマ皇帝ルドルフ2世が支配するプラハにおいて、ユダヤ教ラビであるイェフダ・レーヴ・ベン・ベザレルが土をこねて人型を作りゴーレムとして蘇らせた。ゴーレムは苦境にあったユダヤ人を救うべく動き出し始める(「ゴーレム伝説」。これをもとにした1936年の映画『巨人ゴーレム』も有名)。
- 1590年以前 - 父の仇討のため諸国を武者修行で回る岩見重太郎が、淀川河口にほど近い野里の集落を訪れると、悪疫と風水害に苦しむこの地の民が神に人身御供を奉げることを耳にする。重太郎が生贄に成り代わり身を潜めて待っていると、そこに現れたのは巨大な狒々であった。武勇に優れた重太郎ではあったが、苦難の上、狒々を討ち果たした。この石見重太郎の後身こそ大坂夏の陣で獅子奮迅の働きをした薄田兼相である(大阪市西淀川区の野里住吉神社の伝承。『摂津名所図会』ほかに記載がある)。
- 1590年 - オーストリアのエーセルドルフ(ドイツ語でロバの村)に自らを「サタン」と名乗る少年が現れる。サタンは不思議な力を村の少年テオドールたちに次々と見せる。その後、村では次々と事件が起こるが、サタンはその様子を見るたびに人間を嘲る(マーク・トウェインの小説『不思議な少年』ペイン編集版)。
- 1591年 - イスラム暦1000年に当たるこの年、ムラト3世支配下のオスマン帝国首都イスタンブールにおいて宮廷細密画家が何者かにより暗殺される(オルハン・パムク『わたしの名は紅』)。
- 1594年以前 - 南禅寺山門で悠然と構える天下の大盗賊石川五右衛門、その彼のもとに明国の宋素卿からの手紙が届く、この手紙で自分が宋素卿の遺児であること、天下人真柴久吉(羽柴秀吉)が自分の敵であることを知り、真柴久吉への怒りを募らせる(並木五瓶『楼門五三桐』)。
- 1599年 - シェイクスピアとドクターが出会う(ドクター・フー)。
- 1600年 - 関ヶ原の戦いで小早川秀秋が裏切るも、武田信玄の騎馬隊によって西軍が優勢となり、徳川家康などの有力な武将が次々と殺され、東軍が敗北する(ズッコケ三人組)。