金正男
| 金正男 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 김정남 |
| 漢字: | 金正男 |
| 発音: | キム・ジョンナム |
| 日本語読み: | きん せいだん |
| 英語表記: | Kim Jong-nam |
金 正男(キム・ジョンナム、韓:김정남、1971年5月10日 - 2017年2月13日)とは、朝鮮民主主義人民共和国の元政治家。金正日の長男かつ第3代最高指導者・金正恩労働党総書記の異母兄。実母は映画女優の成蕙琳。日本のネット界隈ではまさおとも呼ばれていた。2017年にマレーシア・クアラルンプール国際空港で暗殺された。
経歴[編集]
- 出生
1971年5月10日、金正日の長男として平壌市で生まれる。母の成蕙琳と正日は長年にわたって内縁関係にあったとされ、正日は日成に成蕙琳と正男のことが明るみにならないよう努めていたとされ、正男は平壌中心部の大邸宅に隔離され、母方の祖母と母方のおばの成恵琅と共に暮らしていた。後年、日成は正男のことを孫として認め、1994年に訪朝したジミー・カーターに紹介した記録も残っている。
- 国外留学
1979年から10年間、北朝鮮を出て国外留学生活を送り、その時に過ごした中国・上海の経済発展ぶりを見て母国の改革開放を志すようになった。留学を終える頃には朝鮮語の他に英語・フランス語も流暢に操るトリリンガルになり、ロシア語や広東語、日本語もある程度解していたとされる。
- 職務
1988年、コンピュータ委員会委員長に就任して北朝鮮のIT政策の最高責任者となり、国内のITインフラ整備に関わったとされる。この頃、世間から隔絶された暮らしに不満を覚え、政治・経済体制にも疑問を抱くようになり、父・正日から政治犯として処罰する警告も受けたとされる。
- 不法入国と父の死
2001年5月、偽造パスポートで日本に入国しようとして逮捕された。この件が父の逆鱗に触れて出国禁止を言い渡されるも無視して国外に生活の拠点を移し、2011年に父が死去した際も拠点としていたマカオに滞在し、北朝鮮へ戻らなかった。だが実際は「金哲(キム・チョル)」名義のパスポートを用いて帰国し、父の霊前との対面を果たしたという。
正日の長男という立場ながら、北朝鮮の政治体制を揺るがしかねない批判、意見を西側諸国に向けて発信していたことが北朝鮮にとって疎ましい存在となり、父の後継者から外されたと見られている。
- 暗殺
詳細は「金正男暗殺事件」を参照
家族[編集]
その他[編集]
- 生前に何度も偽造パスポートで日本を訪れていた。取材をしてきた日本のメディアに対して「新橋のガード下の焼き鳥屋で、近くの席に座っていた自分のことを知らない日本人サラリーマンと酒を飲み交わし、政治も言い争いもない歓談をした時、とても幸せな気分になった」、「興味があったので行ったが、現在は簡単に行けない。とても清潔で美しく、経済的にも非常に発展している国だと思う」と語っている。
- 2001年に偽造パスポートで日本に入国しようとして逮捕された際、特定の趣味嗜好をお持ちの方の間で地上に降りた天使と大騒ぎになったという未確認情報がある。[1]