運動量演算子

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運動量演算子とは、量子力学における演算子のひとつであり、以下のように表される。

p^=i

古典力学において、ナブラである。運動量演算子はハミルトニアン形式で使用される。古典粒子のハミルトニアンは、置換によって量子粒子のハミルトニアンに変換することができる。

運動エネルギーT=12mv2および位置エネルギーUを持つ粒子のハミルトニアンは、古典的に

H=T+U=p22m+U

つまり、ハミルトニアンは、(非相対論的)量子力学のものである。

H^=22m2+U

理論[編集]

古典力学では、ハミルトニアンH(p,x)から一次元運動方程式が導出される。

p˙=Hx=dUdx=F

ここで、Fは粒子に働く力である。

量子力学において、時間に依存しないシュレーディンガー方程式におけるH^は、エネルギーEを持つ粒子波動関数ψを決定する。

H^ψ=Eψ

シュレーディンガー方程式は、量子力学において、ニュートンの第一法則が古典力学において果たす役割に相当する。

運動量演算子p^は、粒子の波数kを用いたド・ブロイの仮説の式のp=kと一致する。波動関数はψeikx=eipxの形を取るため、

dψdx=ipψofp^ψ=idψdx=pψ

pは演算子p^の固有値である。

三次元の場合も理論は同じである。この場合、pxはベクトルであり、ddxはナブラ演算子である。