気体定数
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気体定数とは熱力学における物理定数で、理想気体の状態方程式で用いられる比例定数である。具体的には1molあたりの理想気体における、エネルギーと温度の関係を表す。普通、記号はRで表される。
定義[編集]
気体の状態方程式の定義に使われており、圧力、気体の体積、物質量(mol)、絶対温度(K)との関係を表し、以下のような数式となる。
よって
数値[編集]
国際単位系(SI)の2019年の改定以降の気体定数は以下の数値で定義される。
ボルツマン定数とアボガドロ定数との関係[編集]
気体方程式は粒子の数にも適用されるので、気体定数にはボルツマン定数、アボガドロ定数と関係があり両者の積で表される。
- ボルツマン定数=
- アボガドロ定数=
よって上記の国際単位系の数値になる。