武蔵野アブラ学会
武蔵野アブラ学会、または武蔵野アブラ學会(むさしのアブラがっかい)とは、ギガデインが運営する日本の油そば専門の飲食店である。通称「学会」。
東京都を中心に店舗を展開し、都内に6店舗を構える。
概要[編集]
東京都は武蔵野地方のソウルフードである油そばに特化し、学生や地域住民に愛されるラーメン店として知られている。2010年に早稲田の地に1号店をオープンして以来学生街を中心として店舗を展開し、現在では代々木、明大前、吉祥寺、神田などに6店舗を構える。独特の濃厚な味わいとボリューム感、無料のスープバーやナムルなどのトッピングサービス、そして特典が充実し過ぎているポイントカード制度で人気を集めている[1]。モンドセレクション金賞を受賞したこの油そばは、国内外で高い評価を受けている。
新宿区西早稲田の早稲田大学早稲田キャンパスそばの学生街に本店を構えており、同学の学生に親しまれる「ワセメシ」の代表格として近年人気が急上昇している[2]。
歴史[編集]
創業者は木村考宏と角幡陽平とその友人の3人で、国際基督教大学の学生寮で一緒に生活していた際に「武蔵野の学生に広く愛されてきた油そばの味を広めたい」という思いを持ち、店を立ち上げることを決意。その際、木村と角幡のそれぞれの兄弟が通っており土地勘のあった早稲田大学早稲田キャンパスの付近に出店することに。しかしながら、現在早稲田総本店のすぐ近くに立地している早稲田大学22号館が当時はなく、出店の際早稲田の地で学生生活を過ごした友人に角幡が立地の評判を訊いたところ、「学生がほとんどいないエリア」だと返答されたという[3]。
また武蔵野アブラ学会を開店する以前は、カフェや担々麺の店舗をしていた。この担々麺店で賄いとして出していた油そばが好評を得たため、2010年9月に「武蔵野アブラ学会早稲田総本店」を開店したという[3]。
年表[編集]
- 2010年(平成22年)4月:東京都新宿区西早稲田に「早稲田総本店」が新規開店。武蔵野アブラ学会の創業となる。
- 2011年(平成23年)
- 8月:油そばがモンドセレクション金賞を受賞。国際的な評価を得てブランド価値が向上。
- 時期不明:神田店が新規開店。武蔵野アブラ学会の正当な2店舗目となる(のちにいったん閉店)[4]。
- 2012年(平成24年)1月:池袋店が新規開店。学生街以外への進出を果たす。
- 2013年(平成25年):代々木店が新規開店。
- 2014年(平成26年):神田店が閉店[4]。
- 2020年(令和3年)
- 2023年(令和5年)6月27日:神田店がまさかの電撃で復活開店[5][6][7]。これまでに代々木店を支えていたスタッフの家族による、武蔵野アブラ学会初の家族経営店舗となる[4]。
脚注[編集]
- 出典
- ↑ “こだわりの油そば!武蔵野アブラ学会 〜全国ダブダブ特濃PRキャンペーン〜[先着合計60台限定]”. CheerDrive (2024年2月20日). 2025年7月9日確認。
- ↑ “メルシーも三品も「永久に不滅」じゃない! 絶やしたくない、伝統のワセメシ”. 早稲田大学ウィークリー. 2025年7月9日確認。
- ↑ a b “早大近くの油そば専門店「武蔵野アブラ学会」が10周年 「学生の思い出の味に」”. 高田馬場経済新聞 (2020年10月7日). 2025年7月9日確認。
- ↑ a b c “店舗案内”. 武蔵野アブラ学会. 2025年7月9日確認。
- ↑ masaotinのツイート (1673307569404936193)
- ↑ なずなの東京食べ歩きブログ (2023年6月30日). “神田「武蔵野アブラ學会」”. アメーバブログ. 2025年7月9日確認。
- ↑ 肥宝館 -貧すれば丼する- (2024年12月21日). “【神田】 武蔵野アブラ學会 神田店「得のせ武蔵野油そば(950円)」”. goo blog. 2025年7月9日確認。
- 注釈
外部リンク[編集]
- 油そば武蔵野アブラ学会
- チン正男@武蔵野アブラ學会(@masaotin) - 𝕏(旧:Twitter)
- チン正男@武蔵野アブラ學会 (@masaotin) - Instagram