東武30000系電車

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東武30000系電車
Tobu31615f.jpg
31615F(北池袋駅)
運用者東武鉄道
製造所東急車輛製造

アルナ工機

富士重工業
製造数150両
編成10両編成(東上線)
運用開始1997年
最高運転速度100km/h
設計最高速度120km/h
制御方式VVVFインバータ制御
車体ステンレス
運用路線東武東上線

東武30000系電車(とうぶ30000けいでんしゃ)は、東武鉄道通勤形電車である。1996年から2003年にかけて150両が製造された。 鉄オタからは通称「秋刀魚(さんま)」として知られている。

概要[編集]

31605F+31405Fの中間車化改造部分

1997年に営業運転開始し、浅草口を中心とした地上線で使用され、2003年曳舟駅 - 押上駅間の開業と押上駅 - 水天宮前駅間開業に伴い半蔵門線田園都市線での相互直通運転を開始した。直通により、南栗橋駅(埼玉県久喜市)から中央林間駅(神奈川県大和市)間98.5kmに及ぶ長距離運転が日常的になった。田園都市線への乗り入れ開始に伴い、東武車両が営業運転としては初めて神奈川県内でも見られるようになった。

他編成はもちろん、10000系列との併結も可能で、本線時代は10000系列と併結して運用に入ることもあった。

2006年に50050系が登場すると連結面間の運転台がデッドスペースになることから地上線区での運用が主となり、2011年から2021年にかけて全車が東上線系統に転属し、2022年現在は150両全車が東上線に配置される。

2023年12月頃より、31601F+31401Fが運用に入っていないという情報が出回っていたが、2025年現在は運用に復帰済み。

余談だが東急民からは嫌われており以前『30000系最高』と捉えられるツイートをしたら炎上した人がいる。

東上線への転用[編集]

前述の通り、デッドスペースが生まれることから置き換えられ、伊勢崎線系統から東上線に転属した。東上線に転属したあとは基本的に分割しないため、中間運転台を中間車化改造し、先頭車の電気連結器を撤去している。ただし、中間の元先頭車には残存している。

改造[編集]

前照灯LED化改造[編集]

従来は前照灯にHIDを使用していたが、2022年から2024年にかけて全編成の前照灯が森尾16灯に改造された。

フルカラーLED化改造[編集]

従来は3色LEDを使用していたが、2022年から2023年にかけて全編成フルカラーLEDに改造された。

今後[編集]

時期は明らかになっていないが、将来的な90000系への代替対象となっている。

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しかし、本系列はVVVF車であり経年も10000系列や9050型より浅いため、少なくとも先頭車2両と中間電動車2両は4連を仕立てて東上線にしぶとく残る8000系4連の置き換えと森林公園 - 小川町間のワンマン拡大に有効活用される可能性が高い[注 1]

問題なのは残る6両だが、10000系列で現在統一されているスカイツリーライン6連は14運用あるのに対し、15編成の投入では予備車が1本しかなく置き換えるには中途半端になる。また、運転台の復元も比較的困難なため、抜き取られた中間車と中間車封じ込めの先頭車はすべて廃車解体になっても不思議ではない。

憶測はここまで


脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 8000系列自体は他に、80000系による追放が進んでいる野田線系統の6連を除いても伊勢崎線系統に3連9本が残っているが、これらは10000系列のワンマン対応車2連と大師線向け新車2連により完全追放に至るものと見られる。

出典[編集]