日本車輌製造
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日本車輌製造株式会社(にっぽんしゃりょうせいぞう)とは、愛知県名古屋市熱田区に本社を置く大型工業製品の製造を手掛ける企業である。2008年(平成20年)よりJR東海グループの一員。
概要[編集]
1896年(明治29年)創業。創業以来多くの鉄道会社と取引がある鉄道車両製造の大手として名が知られている他、建設機械、特装車、橋梁、農業用プラントなどの製造も手掛けている。
工場は全て愛知県内にあり、豊川市の豊川製作所、緑区の鳴海製作所、半田市の衣浦製作所の3箇所がある。
工場[編集]
豊川製作所[編集]
豊川市穂ノ原2丁目に所在し、鉄道車両や輸送機器などを製造する。
工場はかつて豊川海軍工廠→国鉄浜松工場豊川分工場が所在していた場所を1964年(昭和39年)に転用して発足した。JR豊川駅と専用線で接続されている。
1971年(昭和46年)に本社隣接の本店工場と埼玉県川口市の東京支店工場を統合し、当社唯一の車両工場となった。
- 車両輸送
前述の通り、工場はJR豊川駅と専用線[注 1]で接続されており、完成した新車の輸送にはこの専用鉄道が使用される。JR東海の在来線車両は電車・気動車を問わず、試運転を兼ねて配置先の車両基地まで自走で向かう。
JR東海以外の車両は豊川駅を発駅とする甲種輸送で輸送されるが、新幹線規格の大型車両、名古屋市交通局の第三軌条車両、遠州鉄道の車両はトレーラー輸送が行われる。
鳴海製作所[編集]
名古屋市緑区鳴海町字柳長の名鉄鳴海駅にほど近い場所にあり、主に建設機械や発電機などを製造している。
建設機械は主に基礎工事を施工する機械を中心に手掛ける
衣浦製作所[編集]
半田市十一号地の衣浦臨海鉄道半田埠頭駅にほど近い場所にある。主に橋梁や鉄骨などを製造している。
注[編集]
- ↑ かつての国鉄飯田線 (西豊川支線)。