日本航空機集団食中毒事件
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日本航空機集団食中毒事件(にほんこうくうきしゅうだんしょくちゅうどくじけん)とは、1975年2月3日に発生した集団食中毒事件である。
概要[編集]
東京国際空港発アンカレッジ国際空港、デンマーク・コペンハーゲン空港経由のシャルル・ド・ゴール国際空港行の日本航空チャーター便(乗客344人・乗員20人、ボーイング747使用)は、経由地のコペンハーゲン着予定の90分前にハム入りオムレツが朝食として提供されたが、コペンハーゲン到着間際になって乗客196人と客室乗務員1人が吐き気・嘔吐・下痢・腹部痙攣の症状を訴えた。このうち30人は極めて危険な状態であり、着陸後緊急治療室で処置を受けた。
乗客・乗員の誰もがデンマーク語を話せなかったため、現地の日本語を話せるレストランのスタッフが急遽通訳として病院に呼ばれ、対応にあたったという。
原因・その後[編集]
乗客の便・吐瀉物、残ったオムレツから黄色ブドウ球菌が検出された。菌は食事のケータリングを担当した日本航空子会社の調理を担当した3人のスタッフのうちの1人の手から食品に付着したと特定された。
被害に遭った乗客の殆どは数日で退院したが、事件から1週間後に機内食責任者であるアンカレッジ支社の支社長が自ら命を絶った。