敦賀直流化

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敦賀直流化(つるがちょくりゅうか)は、北陸本線長浜駅[注 1]から敦賀駅までを2006年に直流電化に変更したこと。本項では、湖西線永原駅[注 2]から近江塩津駅までの鉄道の電化直流に統一した湖西線直流化についても扱う。

事の経緯[編集]

1991年長浜直流化によって長浜市は投資した以上の経済効果に潤った。これを見た湖北地区[注 3]は長浜市の二匹目の泥鰌を得ようと直流電化区間の北上を行おうとした。敦賀駅2003年(平成15年)のJR小浜線電化時に直流電車が乗り入れたが、長浜直流化の湖北地域延伸運動と連動して、直流化して新快速を北進させる運動も起きていた。

車両の変化[編集]

自治体から補助金が下りたため、521系2連5本が製造された。また、223系の増備や125系の運用拡大も進んだため、419系475系の廃車が進められた。

駅の変化[編集]

223系の乗り入れに合わせ、虎姫 - 敦賀間の各駅のホームが4両分1,100mmに嵩上げされた。ただし、敦賀駅は4番のりばのみの嵩上げである。しかし、新快速はあまり4番のりばを使用しなくなったため、ほぼ意味のない嵩上げになってしまった。なお、それ以降従来のステップ付き車両は逆段差を回避するため嵩上げ部分を回避して停車していた。

関連項目[編集]

  • 福井府民
  • えちご押上ひすい海岸駅 - 国鉄時代から駅設置が要望されたが、北陸本線西側とは異なり、糸魚川(青海)直流化が国鉄分割民営化後になされなかったために設置が見送られた駅。えちごトキめき鉄道の路線となり、旅客が気動車化された後の2021年に当駅が設けられた。
  • 新魚津駅 - 富山地方鉄道本線の部分廃止に際し、宇奈月方面を存続する場合必然的にあいの風とやま鉄道持ちとしないと効率が悪く、それに伴う完全交流化が避けられない駅。
  • 長浜直流化

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  1. 厳密には長浜駅 - 虎姫駅間のデッドセクション
  2. 湖西線の交直電化区間は永原駅 - 近江塩津駅間のデッドセクションを挟む区間で、直流統一前は近江今津 - 永原間で直流電車と混用していた。
  3. 平成大合併で全て長浜市に併合。