電気抵抗率とは、電流の流れにくさを表す物理量。抵抗率や比抵抗とも。記号は主に ρ {\displaystyle \rho } で表記する。
電気抵抗率は導線の長さが単位長さ、その断面積が単位面積あたりの電気抵抗である。 電気抵抗 R {\displaystyle R} は抵抗率と長さ l {\displaystyle l} (電流を流す向き)に比例し、断面積 S {\displaystyle S} に反比例する。
単位は、Ω・mやΩ・cmなどがある。
電気抵抗率の逆数を電気伝導率と言い、電流の流れやすさを表し、主に σ {\displaystyle \sigma } の記号を使う。
電気伝導率 σ {\displaystyle \sigma } は、電流のキャリアになっている電荷の電荷量 q {\displaystyle q} 、電荷の有効質量 m {\displaystyle m} 、緩和時間 τ {\displaystyle \tau } を用いて、キャリア密度 n {\displaystyle n} を用いて
なので
である。