伊那谷
伊那谷 (いなだに) とは、長野県南部における天竜川沿いに広がる盆地である。
概要[編集]
伊那谷は別名「伊那平」とも呼ばれ、天竜川を境に竜西、竜東と呼ばれる。竜西地域に伊那谷地域の人口の多くが集中しており、飯田市や駒ヶ根市と言った伊那谷地域の主要都市は竜西に集中している。
伊那山地及び木曽山脈(中央アルプス)に挟まれた立地になっている。
伊那谷地域は主に天竜川右岸(西岸)の支流で田切と呼ばれる高低差の大きい谷の地形、天竜川左岸(東岸)において段丘になっており、これは河岸段丘のようにも見えるが実際には周辺の断層活動が要因で形成された地形である。
長野県内でも特に人口が密集している地域になっている。その理由として、気候的に長野県の他の地域より恵まれていることや、可住地面積が広いことなどが挙げられる。断層が無数に存在しており、地震災害が多いように見えるが実際にはほとんど発生していない。しかし、地形上土砂災害の被害を受けやすくその点は問題とされている。
木曽山脈の向こう側にある木曽谷地域とは対照的な地形をしている。
自治体[編集]
市[編集]
町[編集]
村[編集]
交通[編集]
伊那谷においてはJR飯田線が伊那谷を南北に縦断している。しかし、特に飯田以北で、地形に逆らわずに線形が悪く急勾配も目立つため最高速度が低く、飯田以南で運行する特急「伊那路」も運行本数も少ない上に、高速バス(後述)に対抗できずに集客不振のため鉄道は日常的な交通手段として使いづらい傾向にある。
道路としては中央自動車道が縦断している。中央自動車道は通過利用も多く片側2車線になっている。加えて、中央道経由の中央高速バスや中央道高速バスが新宿や名古屋へ速達し、沿線住民の生活を支えている。
国道に関しては三州街道を踏襲した国道153号が主要な国道となっており、渋滞が発生することも少なくなくバイパスの整備が進められている他、国道151号や国道361号などの国道も地域交通を担っている。一方で国道152号や国道256号には点線国道区間がある。
地域高規格道路としては、新東名に接続し、愛知県東三河や静岡県浜松方面へアクセス可能な三遠南信自動車道の整備が進んでいる。