盆地

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盆地(ぼんち)は、山地や丘陵に周囲を囲まれ、内側に比較的平らな土地が広がる地形である。[1]

成り立ち[編集]

構造盆地[編集]

地殻変動によってできた盆地を構造盆地、または変動盆地という。断層の活動による断層盆地や、地盤が広い範囲で緩やかに下へたわむことで生じる曲降盆地などが含まれる。[2][3]

侵食盆地[編集]

周囲に比べて地層や岩石の削られやすい部分が強く侵食され、低くなってできた盆地を侵食盆地という。[4]

盆地内部の地形[編集]

盆地の内部には、扇状地が発達したり、かつての湖にたまった堆積物が残っていたりする場合がある。例えば山形盆地では、東側に扇状地が広がり、中央部には湖底で堆積した粘土層が分布している。[5]

気候[編集]

内陸の盆地では、海の影響を受けにくいことなどから、昼夜や夏冬の気温差が大きくなりやすい。長野県の盆地でも、昼と夜の気温差が大きいという特徴が見られる。[6]

晴れて風の弱い夜には、放射冷却によって地面付近が冷え、盆地の底に冷たい空気がたまりやすい。こうした場所では霜が降りやすく、春の晩霜や秋の早霜が農作物に被害を与えることもある。[7]

また、地表付近の湿った空気が冷やされると、放射霧が発生する場合がある。長野・松本・伊那の各盆地では、放射霧に川からの蒸発霧も加わり、秋に濃い霧が発生しやすい。[8]

日本の例[編集]

国土地理院は、構造盆地の例として次のような盆地を挙げている。[2]

脚注[編集]

  1. ↑ 2 国土の情報に関するQ&A「Q2.12:山地,山脈,高地等の違いは何ですか?」、国土地理院、2026年10月22日閲覧。
  2. ↑ a b 1.地殻の変動による地形「構造盆地」、国土地理院、2026年10月22日閲覧。
  3. ↑ 大地形(何県にもまたがるような広域の地形)「曲降盆地」、国土地理院、2026年10月22日閲覧。
  4. ↑ ぼんち【盆地】 キッズネット、2026年10月22日閲覧。
  5. ↑ 山形県 山形盆地 地盤環境情報令和6年度 環境省、2026年10月22日閲覧。
  6. ↑ 長野県の気候 長野地方気象台、2026年10月22日閲覧。
  7. ↑ 農業に役立つ気象情報の利用の手引き(関東甲信地方版)「霜と放射冷却」、東京管区気象台、2020年7月改訂第2版、10頁、2026年10月22日閲覧。
  8. ↑ 秋の特徴「霧の季節-秋の霧-」、長野地方気象台、2026年10月22日閲覧。

関連項目[編集]