海盆

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海盆(かいぼん、英:oceanic basin)は、周囲よりも低く、盆地のようになった海底地形。平面形は円や楕円に近いものがあり、海嶺・海膨・海山などの高まりによって周囲と区切られる。[1]

特徴[編集]

海盆の底には、厚い堆積物に覆われて平坦になった深海平原が広がる場合と、堆積物が少なく、小さな起伏のある深海丘からなる場合がある。したがって、海盆の底が全体にわたって平らであるとは限らない。[1]

形成[編集]

海盆の一種に、島弧の背後、すなわち海溝とは反対側に発達する背弧海盆がある。その形成には、海洋プレートの沈み込みや海溝の移動に伴い、地殻が引き延ばされることなどが関わる。日本海は背弧海盆の例として知られる。[2]

他の海底地形との違い[編集]

海底の凹凸を表す用語には、次のような違いがある。

用語 主な特徴
海盆 周囲より低く、盆地状になった地形。[1]
海溝 細長い溝状のくぼみで、両側の斜面が比較的急。一般にプレートの沈み込み帯に沿って分布する。[3]
トラフ 細長い海底のくぼみで、一般に海溝より浅く幅広く、斜面が緩やか。「舟状海盆」とも呼ばれる。[4]
海嶺 海底に延びる細長い高まり。海盆どうしを隔てることがある。[5]

日本周辺の例[編集]

日本海には、大和堆を挟んで北側に日本海盆、南東側に大和海盆がある。また、大和堆から南へ延びる隠岐海脚の西側には対馬海盆が位置する。[6]

フィリピン海では、九州・パラオ海嶺の東側に四国海盆や西マリアナ海盆がある。[1]

脚注[編集]

  1. ↑ a b c d 海盆:用語辞典 JOGMEC JOURNAL、2026年10月22日閲覧。
  2. ↑ 日本海側で起こる地震は、どんなメカニズムで起きるのか? そこには、いまだ解明されていない「日本海誕生のメカニズム」が関係していた JAMSTEC BASE、2026年2月9日公開、2026年10月22日閲覧。
  3. ↑ 海溝 地震調査研究推進本部、2026年10月22日閲覧。
  4. ↑ トラフ 地震調査研究推進本部、2026年10月22日閲覧。
  5. ↑ 海嶺 地震調査研究推進本部、2026年10月22日閲覧。
  6. ↑ 日本海の基礎知識 気象庁日本海海洋気象センター、2026年10月22日閲覧。

関連項目[編集]