岩石

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岩石(がんせき)は、鉱物の粒やガラスなどが集まってできた天然の物質である。でき方によって、火成岩・堆積岩・変成岩の3つに大別される。[1]

構成する物質[編集]

岩石をつくる代表的な鉱物を造岩鉱物という。石英・長石・雲母・角閃石・輝石・カンラン石などが知られる。[2]

複数の鉱物からなる岩石もあれば、ほぼ1種類の鉱物からなる岩石もある。また、黒曜石のように、主に天然のガラスからなるものもある。[3]

分類[編集]

成り立ちによる基本的な分類と、代表的な岩石は次の通り。[1][4][5]

分類 主なでき方 代表例
火成岩 マグマが冷えて固まる。 花崗岩・安山岩・玄武岩
堆積岩 砂や泥、生物の遺骸などがたまり、固まる。化学的な沈殿によってできるものもある。 礫岩・砂岩・泥岩・石灰岩・チャート
変成岩 もとの岩石が固体のまま熱や圧力を受け、鉱物や組織が変わる。 ホルンフェルス・大理石・結晶片岩・片麻岩

火成岩のうち、マグマが地表や地下の浅い場所で固まったものを火山岩、地下深くで固まったものを深成岩という。[6]一般に、マグマがゆっくり冷えるほど鉱物の結晶が大きく成長し、冷え方の違いが岩石の組織に表れる。[3]

なお、凝灰岩などの火砕岩は、マグマに由来する点から火成岩に含める場合と、噴出物が堆積してできた点から堆積岩に含める場合がある。[1]

岩石の循環[編集]

岩石は、侵食されて細かな粒子となった後、運ばれて堆積し、堆積岩になることがある。また、地下で熱や圧力を受けて変成岩になったり、融けてマグマとなった後に冷え固まって火成岩になったりする。このように、岩石が地表や地下の作用を通じて別の岩石へ変化するつながりを岩石の循環という。変化の経路はさまざまである。[3]

観察[編集]

岩石を調べる際には、粒の大きさや組織、硬さ、割れ方などが手掛かりになる。同じ種類でも見た目が異なる場合や、異なる種類でも見た目が似ている場合があるため、複数の特徴を組み合わせて判断する。[4]

利用[編集]

岩石は建築や工業の材料として利用される。例えば、花崗岩の一種である稲田石は、建造物の石材として使われてきた。[7]

石灰岩はセメントの原料や、製鉄、建築用の骨材などに利用されている。[8]

脚注[編集]

  1. ↑ a b c 岩石の分類 産業技術総合研究所地質調査総合センター、2026年10月23日閲覧。
  2. ↑ ミネラルズ:岩石をつくる鉱物 徳島県立博物館、2026年10月23日閲覧。
  3. ↑ a b c What's New? Weeks 9-12「Week 12: Rocks and Minerals」、アメリカ地質調査所(USGS)、2026年10月23日閲覧。
  4. ↑ a b 岩石の調べかた 倉敷市立自然史博物館、2026年10月23日閲覧。
  5. ↑ 地学ガイド 岩石編―種類でさがす 大阪市立自然史博物館、2026年10月23日閲覧。
  6. ↑ 鉱物・岩石・化石の分類展示 産業技術総合研究所地質標本館、2026年10月23日閲覧。
  7. ↑ GSJ 地質ニュース Vol.6 No.6「稲田花崗岩の採石場」、産業技術総合研究所地質調査総合センター、2026年10月23日閲覧。
  8. ↑ 第96話 ウミユリの化石 三重県、2026年10月23日閲覧。

関連項目[編集]