ヴァンパイドル滾
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『ヴァンパイドル滾』(ヴァンパイドルたぎる)は、島本和彦による漫画作品。男性アイドル物の漫画である[1]。
『週刊少年サンデー』(小学館)にて2025年23号(2025年5月7日発売)[2]より連載中。話数表記は「Stage.〇」。
島本和彦にとっては33年ぶりの『週刊少年サンデー』連載となる[1]。
『週刊少年サンデー』23号では藤田和日郎の『シルバーマウンテン』も新連載開始となっており、表紙は本作と『シルバーマウンテン』のメインキャラクターたちが殴り合う合作となっている[2]。
2019年に行われた藤田と島本のトークショーにおいて、島本は「週刊連載で藤田と戦いたい」と語っており、これが6年越し実現したことになる[3]。
あらすじ[編集]
この世界には吸血鬼(ヴァンパイア)が存在していた。しかし、その存在は外ならぬ吸血鬼たちによって秘匿されており、マスコミなどがその存在について報道しないのはもちろん、一般人がSNSなどへ吸血鬼の存在をほのめかすような発信をしても削除され、噂以上に知られることはなかった。
東京・池袋の地下のアニメイトシアターで、血潮滾が所属する3人組男性アイドルグループ「バンフレイム」初のワンマンライブが開催される。しかし、滾は陰謀に巻き込まれ、吸血鬼に血を吸われて滾自身も吸血鬼になってしまう。血を吸いたいという生理的衝動をめっちゃいい表情でガマンする滾であった。
登場人物[編集]
- バンフレイム
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- 血潮 滾(ちしお たぎる)
- 主人公。耐える、我慢するとものすごく良い表情をする。
- 吸血行為ではなく、ライヴで盛り上がる観客から発せられる熱量・エナジーを空気中から吸収する方法を会得する。滾のパフォーマンスで観客が盛り上がると、そのエナジーを滾が吸収し、さらにパフォーマンスが上がるという永久機関めいた仕組みになる。
- 神楽 翼(かぐら つばさ)
- バンフレイムの美女プロデューサー。
- 「アイシング」の選抜オーディション(翼は審査員の一員だった)に落ち、その感情を耐える滾の表情にほれ込んで滾をスカウトした。
- 翔(かける)
- バンフレイムのメンバー。
- 「クールビューティー」を自称するが、実態は「熱くなる」ことが理解できない。
- 翼の「心を熱くするには身体から」という発案で、超激辛カレーを食べ、「こんな痛い(辛さは味覚ではなく痛覚である)料理を注文して食ってる奴らは頭おかしい、理解できない」とぶち切れたところへ、滾から「冷静な判断で批判しては何も生まれない」と諭され、さらには超激辛カレーを食べながら「これこれ!」と言うのを教えられる。自分が間違っていても、それをわかった上で自分を肯定するのが「熱さ」であると理解する。
- 爆流(ばずる)
- バンフレイムのメンバー。
- かわいい顔が売りだが、怖い顔が苦手。
- 吸血鬼となった滾に合わせて、バンフレイムが怖さを演出するよう路線変更したが、前述のように怖い顔をするのが苦手なため、サウナで特訓を行う。その結果、「怖イイ(こわイイ)」を会得する。
- アイシング
- バンフレイムよりはるかに人気の男性アイドルユニット。
- 愛洲 氷嗎(あいず ひょうま)
- アイシングのリーダー。
- 神楽翼に執着しており、翼が熱心な滾を嫌う。実は吸血鬼である。
脚注[編集]
- ↑ a b 石井聡 (2025年5月7日). “ガマンなら、もう喜んで! 島本和彦氏の新連載「ヴァンパイドル滾」第1話をサンデーうぇぶりで公開【無料】”. インプレス. 2025年8月27日確認。
- ↑ a b “藤田和日郎&島本和彦、サンデーW新連載の殴り合う表紙「“俺たち”を応援してくれ!」”. コミックナタリー. p. 1 (2025年5月5日). 2025年8月22日確認。
- ↑ “藤田和日郎&島本和彦の新連載がサンデーで開幕!「週刊で戦いたい」宣言が6年越し実現”. コミックナタリー (2025年5月5日). 2025年8月22日確認。
外部リンク[編集]
- ヴァンパイドル滾 - 少年サンデー公式 WEBサンデー
- Stage.1 ガマンならもう喜んで!! - サンデーうぇぶり
- 島本和彦最新作『ヴァンパイドル滾』【公式】(@vampidol_sunday) - 𝕏(旧:Twitter)